発売前のハセガワ製リガードとアーマードバルキリーを見に行った話

 せっかく晴れた日曜日。そうだ、静岡行こう。クリスマスフェスタというイベントが開催されているらしいので。東京駅から新幹線で1時間くらい。遠いようで、案外近い。ツインメッセ静岡で入場手続きを済ませて、会場へ。書きたいことはいっぱいあったけど、まずはハセガワのブースに置いてあった話題作の話。

 1/72のリガードですよ。『超時空要塞マクロス』に出てきたやつ。同じスケールのキットはイマイの古いものがあります(いまはバンダイスピリッツが生産していて、たまに再販されるので比較的手に入りやすいっす)。ハセガワの新キットは接着剤なしでも組み立てられるスナップフィット仕様で、色分けもバッチリみたい。会場にはテストショットが展示されていたよ。

 当時のキットも雰囲気はかなり良いのですが、ディテールをよく見ると設定画と違うところがたくさんあります。全体的にリガードに見えてりゃいいんじゃないっすかね〜と思っていた私もハセガワ製リガードの完成度にはニヤニヤしてしまいました。わりと複雑な曲面で構成されている外観も巧みなパーツ分割でピシッとスムーズに繋がっています。内部に桁を立ててそこに外装をカチカチと合わせていくハセガワの特徴的な設計テクがうまく活かされている印象!とくにこだわったのは「眼力(メヂカラ)」ということで、どの角度から見ても彫りが深く見えるよう各パーツの直径とか深さ、絞り込む角度がたしかに入念に調整されていると感じました。エラい。

  膝関節はかなり深く曲げられるし、腿にロール軸が入っているので微妙な立ち姿はもちろん、飛行姿勢でのディスプレイでもこまかなニュアンスが楽しめるぜ、という可動コンセプト。なにより耳(耳なのか!?)の下にくっついているノズルがちゃんと丸いのと、中にもディテールが入っているあたりに「21世紀に新しいリガードが発売されるの、エライな〜!」という感想を抱かざるを得ません。

パーツ構成はハセガワのブログでチェックしよう!

 先んじて受注開始されていたアーマードバルキリーのテストショットと塗装見本も堂々展示されておりました。こちらは既存アイテムであるVF-1Jバトロイドのパーツを一部流用しつつ、アーマードパーツを新規に起こして立体化。やっぱりボリュームがめっちゃあります。アーマーは着脱式ではないため、VF-1Jバトロイドのキットをまるまる入れると大量の余剰部品が出てしまいます。それを避けるために新規でVF-Jバトロイドと同じ形状のパーツを新規で設計したり……なんてエピソードも聞けました。

▲このへんが新規で起こされたパーツたち。ちらっと見える黒い線がいっぱい入ったデカールは「ぬえメカ」のキモである各部のスミベタを再現するためのもの〜。

 楽しかったのはランナーの端っこに大きなベロが設けられていて、そこに角丸の棒状ディテールや丸リベット状の彫刻がしてある点。これは金型の都合上再現しきれない(そしてわりと目立たない部分にある)外装表面のリブを再現するためのボーナスパーツだということで、腕に自信のある人は自分で削ぎ落として貼ってみよう!というチャレンジングなおもてなしなんだとか。
 マクロス模型の世界にも、少しずつ変化が訪れそうな2022年。静岡でビッグアイテムの産声を聞く貴重な体験となりました。さて、まずは予約してどんなシーンにするか考えてみましょ!

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。