
前回はセットの一部であるメカキング2種だけ興奮気味に紹介してしまったベルファイン「ふしぎの海のナディアセレクションPART2」。なんだか順番が違うようなんだけど物語クライマックスで激突するメカニック群、やっぱりこっちも紹介したい。このベルファインの”○○セレクション”の体裁でないと実現しなかった喜びに溢れているからね。
いきなり冗談みたいな形が並ぶネオアトランティス軍団。アダムスキーUFO型の超巨大要塞「レッドノア」、三つ股のヒトデみたいなのが2隻分入っている「空中戦艦」。こうしてみるとシンプルな幾何学感のあるスタイリングはエヴァンゲリオンの使徒にもつながるような雰囲気も感じられるな。

劇中ではキロメートル単位の大きさがありそうなレッドノアは他のメカとのスケールこそ合わせ切れないけれど、ランナーに収まる限界のサイズまで大きく作られている。

何せ巨大なのと複数のメカの部品を1枚のランナーに所狭しと並べている関係からかランナーとの接点がとても多く、この単純な形の部品なのに切り出しの手数が多い。さすが敵のボスメカだけのことはあるな……。

それでも形は単純なので組み立て行程が2コマで終わる。回転配置パターンで再現できる形状なので同形状部品を収めたランナーが複数同梱される構成から同じ部品を繰り返し並べることで完成する。

同じ部品の反復パターンの形状が多いのでこのキット複数入る全く同じランナーが何種類もある。2枚や3枚は序の口、最大で6枚同じランナーが入っている。

ヒ トデのような空中戦艦の三ツ股に伸びる足の2隻分なんだな。この空中戦間の下面に並ぶ武装の展開収納の両形態を選択して組める。海中からノーチラス号を吸い上げたU字磁石「スーパーキャッチ光線」も再現されているのが芸コマで、メカニックセレクションPART1収録の万能戦艦ノーチラス号と揃えたくなる……。万能潜水艦ノーチラス号を撃沈した存在であるのと同時に万能戦艦N-ノーチラス号が最初に撃墜した存在でもあるので、PART1とPART2を繋ぐ水先案内人ともいえるね。

そのクライマックスの主役メカ「N-ノーチラス号」(Nはνガンダムのνの大文字で”にゅーのーちらすごう”と読む)の部品で大半が埋め尽くされたグレーのランナー。シンプルな幾何学形状の敵メカ群の部品の中で、順当なSFアニメメカの手触りの部品にちょっと安心感さえ覚えてしまう。

15分もあればみるみるうちに全体形が浮かび上がる。赤い船底も黄色いラインも青いロケットノズルも大体色が揃った姿になる。

手軽なだけじゃなくて、ドーム状の突起やインテーク内のファン等細部の作り込みも侮れない。小ささに甘えた形状のごまかしが無くて好感度が高い。

そして劇中で象徴的に描かれるエッフェル塔のトラスをイメージしたスタンドも気が利いている。N-ノーチラス号は他にコトブキヤから大きなプラモが出ているんだけれど選択肢が増えるのはとてもイイ。後発商品として「前のヤツよりスゴイ」じゃない切り口のものが手に入るというのは幸福なことなんだよな。

小さくて手軽であることだけが切り口じゃないのがこのキットのいいところ。なんてったってワンパッケージでこうやって並べた景色を拝むことができるのだから。敵メカがリリースされるかどうかを案じて寝れない日々を送ることもない。 願わくばアレとかコレをセットしたPART3も期待したい。まだ惜しいくらいのメカニックが残っているでしょう?なんてね……。