

オシャレなカフェのテイクアウトメニューのような、パルプ紙の箱に収められている「ランチボックス」シリーズ。独特のセンスが光る中国生まれのプラモデルであります。朝食ほどあっさりでもなく、ディナーほど時間をかけることもない。本当にランチのような程よい満足感を得られるプラモデルでした。
まず開封から特別感が味わえます。お菓子の箱のように、開け口部分を指示に従ってペリペリと剥がすことで巻かれている帯が外れ、箱を開けられるようになります(そしてその帯の内側が説明書とデカールの指示書になっています! なるほど!)。

箱に収められているパーツ達は、数こそ多くないもののカラフルな多色成形で、クリアパーツもあって目に嬉しい! ランチでも彩り豊かなサラダとかついてくると嬉しいですからね。
このキットはヘラクレスオオカブトをモチーフとしたレーシングマシンを作るという内容で、エンジンっぽい内部メカを作ってからクリアパーツを被せていく構造になっています。そのため先述の通りパーツは多くありませんが、多層構造のおかげでパーツの重なりやディティールがしっかりと感じられ「今オレはメカを作っているぞ!」という手応えと満足感を得ることができます。

また、接着剤を必要としないスナップフィットタイプのキットなので、一部キツすぎる噛み合わせを調整する必要のある箇所はあるものの、サクサク形にすることができました。30分もしないくらいでちょこんとしたメカっぽいものが完成します。5センチほどで手のひらに乗るくらいの大きさ。程よいサイズ感が心地よい! 目のパーツは角度を変えられるので表情を少し変えられるのがとてもキュートですね。

さらにさらに、このキットには「レーシングマシンといえばスポンサーロゴですよね!」と言わんばかりに元気なデカールが入っています。世界観とかそれぞれの意味とかは分かりませんが、フィーリングで貼っていきましょう! 余白が少なく、とっても発色の良いデカールなので貼れば貼るほど情報量が増え、マシンが“それっぽく”成長していく最高に楽しい時間を味わうことができます。

パッケージをよく見ると、このマシンは1Pカラーとなっています。ということはレースゲームということなのか? 調べると、他にも魅力的なカラーリングがいっぱいありました。こうなると揃えたくなっちゃうなぁ……。もちろんひとつだけでもとっても楽しいキットです! まるでランチのように、長くない時間ですごく満足できるプラモデルですので、ぜひお気軽に手に取ってください!