
棚に平置きされたiPadの上に、とりあえずと色々な物を置いてしまう。その光景には「なんだかなぁ」と思うものの、本棚に差し込むと忘れそうだし、その辺に放置するのは高級品ゆえに扱いがぞんざいすぎる。そんな感じで最初に戻るのだけど、棚での占有スペースはなかなかのもので、プラモデルを飾る場所が減っているのがもどかしかった。
具合の良い何かがが見つからず「だったら作るか」とiPad用のラックを作るためにホームセンターに行った。板に短い脚をつけ、下の空間に滑り込ませようという発想である。必要な板のサイズを割り出し、iPadと筆記用具を持って店へ向かった。あいにく具合の良い板がなかったのでカットを依頼したが、そうすると端材がかなり余ってしまう。一旦出直して、いい具合の端材が残るようにカットのイメージをノートに書き直した。

ラック自体は、板の裏にコルク栓をボンドで取り付けるだけの簡素なものだ。家具作りや日曜大工というよりは「図工」に近い。上に重いものを乗せるつもりもないので耐荷重も気にしていないが、一番の目的はiPadの上に物を置いてしまう習慣と、その上のデッドスペースを解消することだった。それにしても、速乾ボンドや切断面を整えるヤスリなど、プラモデル製作の道具がそのまま役立ち、道具の互換が効くのが面白かった。

余った板にも同様にコルクをつけたり、小型なコの字ラックにしてみると、これが思ったよりも具合がいい。組み合わせると、思った以上にプラモデルを飾るスペースとしてぴったり。コルクの脚による適度な浮遊感や、ほんの少し手を加えた様子や、木材とプラモの異なる素材感の対比も心地よい。なにより、自分が使いやすいように作ったことが一番の満足感に繋がっている。

今は、iPadの上のスペースにお気に入りのプラモデルをちょこちょこと置いている。好きなものが綺麗に集まる場所を、自分専用に作れたことが嬉しい。切って貼るだけで具合の良い収納兼ディスプレイが作れるので、メモでも何でも「とりあえず平置き」しているものの上に、こうした居場所を作ってみるのは良いと思う