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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。現代の最強艦載機を最新キットで気軽に味わえる幸せ「タミヤ 1/72 ロッキード マーチン F-35C ライトニングII」

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は、今現在1/72スケール飛行機模型において最高の組みやすさとかっこよさを体感できるプラモデル「タミヤ(TAMIYA) 1/72 ウォーバードコレクション No.94 ロッキード マーチン F-35C ライトニングII」をご紹介します。タミヤ 1/72 F-35シリーズのトリを飾る存在です。

 急にこのF-35Cを作りたくなった理由が先日、編集長のからぱたとライターのけんたろうと事務所で打ち合わせをしていた時に出た「F-35Cって謂わば現代版の最強トムキャットなんよ」って言葉……。確かに艦載機(機体各部を航空母艦上で運用するために開発した機体。船に乗せるって大変だ!)だし、1機でさまざまな役割もこなせる。しかもステルス機……。そんな風に見ていると、このF-35Cの魅力をもっと知りたいと思えてきたのです。だったら、「タミヤのプラモを組むのが一番早い」。そう、知りたいモチーフがあったらプラモを組む……これはタミヤが教えてくれた最短の方法なのです。

 F-35Cのキットの中には印刷物がたくさん! 説明書の他に、機体解説の冊子も入っています。F-35ってA型(空軍向けが通常の滑走路で使う)、B型(STOVL(短距離離陸/垂直着陸)を可能にしたタイプ)、そして今回のC型と3タイプあるのですが、この冊子ではC型を中心に他のタイプと何が異なっているのか? F-35の艦載機仕様ってどんな特徴があるの? ということが記載されています。組む前に読んでも組んでから読んでも、F-35Cという飛行機と仲良くなれるようになっています。

 ステルス機の表面は、通常の飛行機とは異なる表情を見せています。しかも意外と塗り分けのパターンが細かいです。それをサポートしてくれる秘密兵器として、原寸のカラー塗装図がセットされます。コピーしてカットすればマスキングシートにもなりますし、筆塗りでF-35Cを塗る時は、塗り分け箇所を指差し確認して筆を進めていけます(タミヤのくっきりとしたディテールなら、筆塗り時もマスキングはほぼいらないでしょう)。さらにキャノピーなどのクリアーパーツ塗装を一気に快適にしてくれるマスクシールも付属! これはありがたいですね。

 本キットは初手から僕たちに翼を畳むのか、展開するのかという「嬉しい選択」をもたらしてくれます。胴体と主翼の間に設けられた小さな桁。これをカットすると「畳んだ状態」、カットしない場合は「展開状態」になります。個人的にはF-35Cならではの翼をたたんだ状態を作りたいので、今回はカットしました。おかわりしたら、展開状態を作ろうと思います。F-35Cは他のタイプよりも大面積の翼となっているので、展開状態はその迫力をより楽しめます。

 翼を畳んだ状態を選択すると、かっこいいヒンジパーツを使用できます。細かな彫刻がいけてますね!

 折りたたんだ翼を、しっかりと固定できるように、翼内部には専用パーツがセットされます。この切り欠きが軸穴となり、翼をしっかりと支えてくれます。左右を間違えないように「R」と刻まれているのも嬉しいですね。

 1/72スケールですが、内側の構造も見ながら本体を貼り合わせていけます。エアインテークからのメインノズルまでの道をあなた自身の手でシンプルに体感できるのです。

 そして内側のパーツが入っていても、外側はピッタリと合う精度。さらに翼の各パーツをセットするために用意された無数の切り欠きもピッタリと合わさり、この後の工程になる翼パーツの取り付けにも一切支障は出ませんでした。気持ち良すぎる組み味です。

 内側の取り付け軸に「スコン」とハマるとがっちりと固定される脚部。誰もが正位置で、強固に取り付けられるおもてなしがされています。

 この未来的形状のパーツは、お腹側に搭載されるステルス性を備えたガンポッド。最新装備に触れられるのも、最新鋭機のプラモならではですね。

 動翼部分も差し込むだけで正位置が確保されます。絶妙にカーブした曲面など、F−35の複雑な三次曲面と、主翼各部の動きが織りなす美しい姿を本キットは味わえます。

 コクピットは最後の工程にやってきます。F-35Cの形が完成してから、アニキを搭乗させる瞬間はまさに完成の儀式。しかもシートやパイロット、計器盤は接着しなくてもある程度固定されるので、塗装した後に接着することも可能となっています。

 艦載機ならではの翼の折り畳み、着艦・発艦をサポートする力強い脚などF-35Cならではの魅力満載な本キット。本格的に運用が開始されれば、「これからの空母の景色」を担っていくことになるでしょう。ぜひこの週末は、タミヤの1/72 F-35Cを楽しんでください。最高に楽しい飛行機模型です。それでは!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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