
週末の模型ライフが楽しくなるプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「華金プラモ」。今週は今でも多くのファンを持つ、トヨタスポーツカーの原点とも言える「トヨタ スポーツ800」のプラモデル「フジミ模型 1/24 インチアップシリーズNo.6 トヨタ S800 」をご紹介します。

このキットは数々の名作プラモを送り出してきた日東が1980年にリリースしたもの。日東がなくなった後は童友社を経て、フジミ模型へと金型が引き継がれました。現代にも通用する傑作キットで、エンジンまで再現されたこだわりのキットとなっています。フジミに引き継がれてから追加された、レース仕様のパーツもセットされています。

マシーネンクリーガーが好きな僕にとっては「ファルケ」のベースになったキットという印象だったbのですが、今回初めて車として作ります。コンパクトで丸みのあるボディの美しさを1パーツで成型しているボディは極上。前後フードは切り離すこともできるようになっており、開閉式にして完成後もエンジンなどを見せることが可能です。

メッキパーツも豪華。ホイールはてっちん(スチールホイール)にフルカバーをつけた状態となっています。細部のパーツもかなりメッキパーツで表現されているので、組み立てた時にきらりと光るアクセントになります。そのため組み上げただけでも大変満足度の高い姿を見せてくれます。


足回りやエンジンなどが現代の車模型のように細かくパーツ分けされています。少しパーツにパーティングラインやバリが残っていたりしますが、そこを整えてあげるだけで、パーツの良さが一気に上がります。パーツ同士の組み合わせも癖がなく、すんなりと組めていけますよ。

これだけ素敵なエンジンがあると、前のフードを開けた状態で作りたくなりますね。そんな意欲も掻き立ててくれる素敵なプラモデルです。

今はメッキパーツやクリアパーツを綺麗に接着できるセメダインの「ハイグレード模型用」や、GSIクレオス・タミヤから発売されている「速乾流し込み接着剤」があります。これらを準備すれば、サクサクと組み上げていけますよ。当時よりも工具の性能が圧倒的に良いというのは、令和に生きる私たちの特権と言えるでしょう。

ボディやルーフは組み上がった後も、シャシーから外せます。そのため塗装もしやすいですね。

ルーフを取り付ければ完成! 片手に簡単に収まってくれるこのサイズ感がたまりません。シルバーの成型色もグッドです。

適度に細かな部分はあるので、プラモを作ってるぞ〜という体験もしっかりとさせてくれます。成型色のシルバー、黒、メッキとそれぞれ色分けされているので、組み立てただけでもこのようなかっこいい雰囲気を味わえます。発売から45年以上経っているキットとは思えません。そんな傑作を今でもこうやってフジミ模型が発売してくれていることに感謝! ぜひ今週末は名車「トヨタ スポーツ800」、通称「ヨタハチ」で楽しんでください。