
そういえば家にあったゴジラのソフビは、地面に尻尾を這わせて立っていたなと思い出したのは、このプラモデルを組んだから。こんな素晴らしいキットがいつまでも値引き価格なのはちょっと解せない。
さて。ゴジラは尻尾が長く突き出ているので単体ではバランスがとりづらい。それでもこのプラモは尻尾を大きく振って躍動感を表現しています。もちろんそんなポーズを取れば尻尾の重さで後ろに傾くのは必至。そのために尻尾を支えるクリアパーツの台座がついています。

しかし、ただクリアのさすまたみたいな棒で支えるわけじゃありません。このプラモは骨格とゴジラ本体の2個入りプラモなのですが、台座はそれぞれ尻尾の表面形状にピターッと沿うようなディテールが刻まれていてジャストフィットするのがめちゃくちゃ気持ちいい。こういう、プラとプラが精密に合わさるところにエクスタシーを感じませんか。そして、ここからがもっとすごいところ。


そもそも、はい。ゴジラのプラモデルを作りましょう。バコーン!手です!ズギャーン!足です!尻尾です!頭です!合体!ゴジラです!!というわけにはいかないのです。プラスチックは成形すると縮んだりしてうまく形にならなかったりするので、ぶっとい足みたいなのをいきなり成形したりとかは難しい。そこがソフビとは若干違うところです。


なので分割して薄く成形し、上下左右から貼り合わせたりする。そうすると中に空洞ができますね。どうする?骨格を入れましょう!それがこのプラモの大トロです。言うは易き、行うは難し。骨格としての造形もゴジラ単体としての造形も損なわず、しかも両方別々に飾れるようになってるわけですから、もうどうやって設計してるのか僕にはよくわかりません。僕にわかるのはパーツの表面から裏側に至るまで、そこには一部の隙もない、機能と造形が融合したプラスチックのうねりが広がっていると言うことだけです。絶頂。