
フミテシが独断と偏見で週末が楽しくなるプラモをお届けする「花金プラモ」! 今週もお家でプラモ作ろうぜ! 今回のお題は「タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.70 アメリカ空軍 リパブリック P-47D サンダーボルト バブルトップ」でございます。先週の「A-10A サンダーボルトII」を読んだ人は、「来週はP-47来るな」って思ったでしょ。すぐやっちゃいます。だって、タミヤのこのキット、まじでかっこいいんですから。ウォーバードコレクションの傑作ですので、ぜひ触って欲しいです。

自重が4,000Kg以上あり、フル装備だと6,000Kgをオーバーする巨大さと重量を持つ単発機でありながら、最大速度が690km/hと、ラグビーW杯の戦士達を思い出すような重くて速い重量級戦闘機。それがこのP-47D サンダーボルトです。見るからに頑丈で、被弾にも強い空冷エンジンだったので地上攻撃任務にも活躍。戦闘機と爆撃機の性能を高い次元でまとめた戦闘爆撃機として歴史に名を刻みます。かっこいいぜ!!

第二次世界大戦の後半に登場する超傑作戦闘機「P-51 マスタング」。この飛行機が登場すると制空任務をマスタングに譲り地上攻撃任務に活躍の場を移します。ロケットランチャーや爆弾がまさにその装備です。増槽はドイツ本土爆撃に向かう大型爆撃機の長距離護衛をする際に航続距離を伸ばすために装備されました。説明書のイラストのCと書いてある筒のようなものは強化紙製の増槽。増槽を使い終わって捨てた後に、敵に資源として回収されないように紙で作られ、燃料注入後一定時間経過すると使用不能になるタンクなんです。戦争はそこまでするんですね。















実機には胴体にターボチャージャーが収納されこのような迫力あるスタイルとなります。キットもマッシブな胴体を美しく表現。さらにそこに刻まれた精密なパネルラインやリベットは、作っている途中も完成後も製作者の目を常に喜ばせてくれることでしょう。まさにサンダーボルトという名のように、雷鳴のような衝撃を体感できる超傑作キットです。ぜひこの週末楽しんでみてください。それでは、またね〜。