
あなたのジョリーロジャースはどこから!? ロイ・フォッカー? ミッキー・サイモン? それとも『ファイナル・カウントダウン』? ド派手な黒と黄色の尾翼にスカル&クロスボーンの部隊章はF-14を象徴する超メジャースキームとして親しまれ、トムキャットだけじゃなくマンガ、アニメ、SFの世界でもこれを下敷きにしたデザインが百花繚乱。ちなみに私のジョリーロジャースはアリイ製1/144キットのジャケ買いからでした。さて。

そんなに派手な塗装だと目立つでしょうが!という理由から、1980年代から米海軍ではグレーの機体にグレーのマーキングが入った渋いカラースキーム、いわゆる「ロービジ塗装」が取り入れられるようになります。模型的には派手な方が圧倒的に人気なんですが、オレもだんだんロービジの良さがわかってきたわけです。機体の汚れがこっちのほうが映えるし、何よりなんか大人っぽく侘び寂びを感じる。

わかってくるとなんだか作りたくなってくる。しかし「F-14 ジョリーロジャース ロービジ」で検索してもドンピシャのプラモデルが出てこない。ハセガワの定番商品、「1/72 F-14A トムキャット (ロービジ)」というのもあるにはあるが、パッケージイラストも完成見本写真も「VF74 ビ・デビラーズ」という部隊の機体なので馴染みがない。うーん万事休す、と思いつつ念のため箱の中身を確認してビックリ、ジョリーロジャースのデカールも入ってるじゃん!

これこれこれですよオレが貼りたかったデカールは。ぜーんぶグレーになったスカル&クロスボーンも、注意書きも、何もかもがイカす!そしてこのキットは古くてシンプルな構成だけど「安くて主翼が可変で二人のパイロットと大量の武装が入っている」というてんこ盛りの嬉しいプラモデルなんですよね。なんだ、キミはオレが物心ついたときからずーっと待っていてくれたのね。

そうと分かれば話は早い、組んで塗ってデカールを貼りましょう。ということでいまシコシコと筆で塗っています。ハセガワのサイトにもパッケージにも「ジョリーロジャースのマーキングで作れますよ」とは書かれていない、いわばひっそりと隠してある2Pカラー(書いたら絶対に売上がもっと伸びると思うぜ)。まあただ単に私がそれを知らなかったっちゅう話ですが、みなさんがもし知らなかったら大変なので書いた次第。古いから〜と敬遠することなく、渋いマーキングを楽しむ絶好のチャンスだと思ってぜひとも次のプランに入れてください。そんじゃまた。