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他ジャンルプラモとを繋げる神パーツがまさかのお尻!/FRS チュアチュリー・パンランチ

 女の子プラモのお尻がジャンルを繋げる「神パーツ」だったのです。近年、超可動なポージング実現を目指すキットがよく見受けられたバンダイスピリッツ。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の最新キットとなるFigure-rise Standard チュチュでは基本の可動パーツとは別に、”ヤンキーしゃがみポーズ”を再現するためにプロポーションを優先の固定パーツが用意されていました。ここに「劇中のチュチュを100%再現するのだ!」という強い思いを感じられて好感しかなかったわけです。

 「もしや」と思い、ヤンキーしゃがみポーズの構成で1/12バイク模型にまたがらせるとジャストフィット。カワサキZがチュチュの持つイメージとシンデレラフィットです。股の開きが大きめだけどもバイクを傾ければコーナリングで腰重心をインに入れるフォームになって躍動感が爆発。ずっと「バイクはライダーが乗ることで完成する像なのにライダーのプラモがない!(昔はあった)」と不満だったのですが、意外なキットで思いが成就した今回です。マジで神パーツ。

 自然なしゃがみポーズを再現するために首回り可動範囲が同シリーズとしては大変大きく、バイクに乗車させて上体が前傾しても顔をかなり起こせます。スマホ型生徒手帳を手にする握り手も新規パーツで、バイクのグリップを握らせるのにジャスト。股関節の固定パーツ以外にも好条件がそろい「ヤンキーしゃがみポーズをしっかり再現したらバイク模型に乗れてしまった美少女プラモ」というミラクルが起きているのです。

 同シリーズの ミオリネ・レンブランも同じくアスティカシア高等専門学園の制服なので、このしゃがみポーズパーツが違和感なく組めて乗車させれます。ただ、顔が起こせなかったりと各所ギリギリな感じです。それでも「ミオリネをデカいイタリアバイクに乗せる」という願いは叶いました。良いー。

 水星の魔女関連のプラモデルがことごとく良キットばかりだったうえ、番組終了後に発売されたのがまさかの人型プラモ、まさかのチュチュでした。しかも無塗装パチ組みしただけで劇中の個性がまんま形になっていて脅威のテクノロジーでしかない。

 バイク模型にヤンキーしゃがみポーズのチュチュを添えたら絵になるだろうな。とは思っていましたが、まさか乗車もできるとは。チュチュを組むのを楽しんだ後にバイク模型に挑戦するのも一興です。その精巧なディティールとボリュームゆえに塗装をせずとも実存がとんでもないジャンルなのがバイク模型。スケールが近しい美少女プラモと合わせてフィクションとノンフィクションをゴチャ混ぜにして楽しんじゃいましょう。

ダテツヨシのプロフィール

ダテツヨシ

「つくる」をテーマに、世間話をしています。

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