
ある日、何やら黄色い小包がポストに投函されていました。発送元は中国……?なんか頼んだっけ?

ああっ!2週間前に頼んだ「麻雀牌と麻雀卓」のミニチュアじゃないか!ていうか、麻雀牌!お前プラモデルだったんか!
アマゾン内で「麻雀/プラモデル」で検索しても辿り着きません。どうやって見つけたのか微塵も思い出せない……
麻雀、それは「牌(はい)」を複数種類組み合わせてポーカーのように「役」を作り4人で持ち点を奪い合う中国発祥のボードゲーム。「運」の要素と「手の読み合い」、「場況判断」の要素が複雑に絡み合う気の抜けないスリリングさは、まさに”運を駆け引きする”ゲームと言えるでしょう。
4人で遊ぶのが主流ですが、3人打ちの通称・サンマでも遊べますし、最近めっきり見られなくなった麻雀ゲームでは特殊な2人打ちルールが主流でした。思い返せば秋葉原ブームの頃にはエヴァや、でじこ、ルリルリ、ハルヒ、ひぐらし等々……美少女キャラクターと麻雀を打つゲームも多数販売されており、オタクと麻雀の親和性はかなり高いと言えます。
また最近は天鳳や雀魂といったネット麻雀が盛り上がりを見せ、2018年から麻雀のプロリーグが発足したりVtuber雀士が出現したりなど、人気が再熱しています。


牌の背中を緑や青で塗装すればさらにそれっぽくなりますが、そのままでも説得力バツグン!プラモ用接着剤でくっつける場合は、印刷部分が溶けないように注意してください。

スケールは1/12ぐらいで、ピンセットなどを使えば山を積んで実際に麻雀を打つことも可能。半荘打つのにたぶん丸1日ぐらいかかりますが……しかし!人間が遊ばなくても同スケールのプラモやフィギュアなら遊ばせることが可能なんですね。そんな時にお役立ちなのがこちら。


硬化前は意外と流動性があって予期せぬところに垂れるので、厚くならないように塗るのがコツです。夏場なら10分、冬場なら30分程度放置すれば、硬化完了します。

遊んだ後は粘着剤をベリッと剥がせば跡も残りません。すごいぞBBX!(それにしてもBBXって何の略何だろう……)
そして早速、ゼロ君には麻雀を打ってもらいましょうか。お相手はあの御方。オッス!

東1局
悟空「ゼロ、おめぇ無塗装の背中が煤けてるぜ……来たぜぬるりと!ツモった四星球(スーシンチュウ)もいっこをカン!!」

悟空「北(新ドラ表示牌)はそこにあるんだよ……!リンシャンツモ!ドラ5ンボール!!」
ゼロ「ぐわああああ!そんなオカルトあり得ません!!」

東1局2本場
悟空「ゼロの捨牌からとんでもなくでっけぇ気を感じっぞ……!チャンタ系か?ドラの1筒……しかし、この”流れ”なら切れる!」

悟空「破ぁぁぁ!!」バシィッ!!
ゼロ「悟空さん……麻雀に流れなんてないよ!!」

ゼロ「御無礼!!ライジングサン・ゼロ(国士無双十三面)!!」
悟空「ヅガン!!」
麻雀牌プラモとセメダインBBX!ここまで相性の良いプラモとツールがあったでしょうか!?また、麻雀牌プラモの方はジオラマで使ったり、美少女プラモのアクセサリーなんかにしても面白いかも。そして、セメダインBBXはフィギュアのポーズ固定とか、プラモを仮組みしてバランスをみるのにも使えそうですね!
ホントに最近のツールはすごい。年々、プラモデル製作のハードルが軒並み壊されていく感じがします。これからも色々なツールとの組み合わせで、プラモの遊び方がどこまで拡張されていくのか楽しみです!