

本を開いた瞬間、僕たちは1936年〜1946年へとタイムスリップできます。圧倒的迫力、ため息が出るほど美しい写真の数々。僕たちがプラモデルで思いを馳せていた「第二次世界大戦の北アフリカ」の景色が、カラー写真で目の前に現れるのです。この夏、ぜひとも読んで欲しい1冊です。

本書は、ドイツ軍のエルヴィン・ロンメルと彼のドイツアフリカ軍団の軌跡をたどりながら、第二次世界大戦中の北アフリカを旅することになるビジュアル・ブックです。1936年から1946年にかけて撮影されたイアン・スプリングのオリジナル・カラー写真のアーカイブから抜粋されています。
解説文の文字も大きくて、最近目が悪くなってきた僕のような人にも大変読みやす異構成になっています。

本書で僕が最も感動したのが「ドイツ軍兵士の観光の様子」です。彼らも戦地での束の間の休息として、北アフリカの各地を観光しています。その様子が、非常にリアル。そして、笑顔に溢れています。現地の人との交流や買い物の様子といった「一見普通な景色」こそ、戦場の中では特別な瞬間なのだなぁと思えてくるんです。

模型塗装図でもお馴染みのパターンが登場すると、ついついページを捲る手が止まります。ボンネットのツヤ感などもカラー写真だと鮮明に映るので、「次塗るときは、ツヤ感にこだわってみるか〜」とか模型塗装のヒントも多数得られます。


情景製作の参考になる写真は多数! しかもカラーなので、単品製作時の細部工作や塗装表現のヒントにもなります。
ページ数も288ページという超ボリュームなので、じっくりと北アフリカの時間旅行を楽しめます。これ1冊あるだけで、確実にあなたの模型製作の視野が広がることは間違い無いです。最近の戦車模型ひとつと同じくらいの値段がする本ですが、その価値はお値段以上! あなたのこれからの模型ライフに光を差してくれる「貴重なカラー写真でたどる第二次世界大戦 Rommel’s Afrika korps in Colour ロンメル戦車軍団」。ぜひ読んでください。