

ハセガワの定番商品の内容をちょっとだけ変更して、スペシャルな仕様でお届けしているプラモデルがあります。それが「LIMITED EDITION」(リミテッドエディション)。主にデカールを新規にしたり、特別なエッチングパーツなどをセットにしたものとなります。そんなリミテッドエディションは、かっこいいプラモデルの「おかわり」にとっても最適。僕もハセガワの飛行機模型の中でも大好きな「1/48 雷電21型」を今回リミテッドエディションでおかわりしました。「1/48 雷電21型 連合軍鹵獲機」です。

昭和21年にマレー方面でイギリス軍が鹵獲した機体(パッケージイラストになっているもの)と、昭和20年にフィリピンでアメリカ軍に鹵獲された機体を作ることができるキット。イタリアの高品質デカールメーカー「カルトグラフ」による、美しいデカールで鹵獲機のマーキングを再現します。まさにこのキットの主役です。個人的にはイリギス空軍のラウンデル(蛇目)を貼った姿に痺れました。
自国の飛行機が、相手に渡って色々されちゃっている仕様ってことで、なんだか複雑な気持ちにもなるのですが……普段とは全く異なったマーキングや塗装がされているだけで、見慣れた飛行機が全く違った魅力を放って見えてくるのです(機動戦士ガンダム0083のトリントン基地のザク、カッコよかったよね)。だからこそ「おかわり」に最適なのです。

このキットは、細かいパーツがほとんどなく、それぞれ塊感がしっかりしたパーツばかりで構成されています。胴体や主翼なんて、ランナーの中ですでに迫力満点。自己主張しまくりな雷電なのです。かっこいいぜ!

雷電の迫力を象徴するエンジンカウルの後端が、胴体と一緒に成型されています。これによって、胴体とエンジンカウルまでのラインがビシッと美しく決まります。


そして主翼です。細いながらもしっかり深めに刻まれたパネルライン。最高です! 脚庫の中の細かなモールドも、作った人だけが堪能できるムフフなポイント。

コクピットのディテールはとっても繊細。雷電のコクピットは日本機の中でもかなり広めなのですが、本キットの緻密なディテールにより、スカスカした印象にはなりません。外見の迫力と、内側の繊細さを両立した素晴らしいプラモデルです。

プロペラも推力向上型の高空用と通常用がセットされて、お好みで選ぶことができます。通常版ですでに作ったことがある人にとっても、プロペラやマーキングで異なった選択肢が用意されているから、間違いなくもう一機作っても楽しいプラモなのです。
この鹵獲雷電は、ネットで検索するとさまざまな写真を見ることができます。そんな写真を見て、「こんな風に塗装してみよう」と思いながら作るのも楽しいものです。ハセガワのリミテッドエディションは、まさに最高の味変プラモ。あなたもその魅力を思う存分楽しんでください。