

「おとうさん、ここ座っていいの〜〜?」
模型部屋をちょっと変えたら、最初のお客様がやってきました。部屋の模型机を新しくして、椅子もひとつ増やしました。「家族や友人が気軽に遊びに来れる趣味部屋にしよう」と思ったんです。するとさっそく、最初のお客様がトコトコとやってきました。最愛の娘です。

「もちろん。ゆっくりしていってね。お父さんはプラモ作るから」
たわいもない会話なんですが、こういう時間がとても幸せなんです。ちょっと大きな椅子にモニョモニョと座って、落ち着かない様子の娘もまた、なんとも可愛らしい。
「おとうさん、プラモ楽しい? 私も作ってみたいよ〜〜」
いいね!それならピッタリのキットがあるよ、と僕が差し出したのは──

アオシマの「楽プラ トコトコ ディズニーキャラクター ドナルド&デイジー」。
「きれいな色〜〜!」「かわいいね〜〜!」
娘はディズニーが大好き。箱を開けた瞬間、色とりどりのプラパーツを見て目をキラキラさせています。プラモの箱を開けてくれるほど、興味を持ってくれたことに感動〜。色だけでドナルドとデイジーのパーツがわかるみたい。

「デイジーとドナルドの手首が違う〜〜」
お! さすがプラモゴリラの娘だけあって目の付け所がシャープ。パーツの形や色の違いをみるのも楽しいみたいで、作る前からプラモデルを思いっきり楽しんでいるようです。

「シールって楽しいよね〜〜」
子供達って本当にシールが大好きですよね! うちのリビングの壁も、子供たちが貼ったシールでにぎやかです。プラモのシールもその延長線上にあり、早くパーツに貼りたいよ〜と何度も言ってました。

子供用のニッパーもあるので、娘の小さな手にもフィット。
「ニッパーの平らな方とパーツをご挨拶させてカットしてね〜」
と僕は言いながら側で見守ります。パーツとパーツが収まっている枠であるランナーを繋いでいる「ゲート」と呼ばれる部分も、カットしやすい位置に配置されているので、小さな子供でもスイスイ切り離していけてました。


切ったパーツをグイグイとはめ合わせしていきます。ちょっと驚いたのが「知っているキャラクターならある程度説明書を無視しても形にできる」ということ。知っているキャラクターだからこそ、「こうなるはず」という想像が働くんですね。パズルを組み合わせるように、どんどんドナルドの形にしていきます。すごいぞ! 足のギミック部分とかは僕がお手伝いしました。

「パワーなんだよな〜〜」
我が家では、なかやまきんに君さんのネタが共通言語。「パワー」というワードは至る所で飛び交います。頭部のはめ合わせにはパワーが必要だったそうです。いいぞ。押し込め!

「うぇーい! カタカタ動く〜〜〜」
そう。このトコトコというプラモデルは、傾斜のあるところに置くとトコトコと動くのです。そのため、手に持ってフリフリすると足がカタカタっと動きます。それが楽しいようで、頭部をむんずと持たれたドナルドは、何回もフリフリさせられることになるのでした。どこかが動くって、やっぱり子供にとっては特別なことなんですね。

シールも楽しく貼り終え、ドナルドが爆誕。デイジーも作り出したのですが、Eテレの「おしりたんてい」(家族で楽しんでます)の時間が来てしまい、今日はここまで。
「パーツを切るの楽しかった! パズルみたいでたのしかったよ〜〜」
まもなく5歳になる娘がトコトコと僕の部屋に来て「楽プラ トコトコ」を楽しんで帰っていきました。今までは僕がリビングに行って模型を作っていたけれど、“ちょっとだけ入りやすい部屋”にしただけで、こうして一緒にプラモを楽しむ時間が生まれました。家族と趣味のある暮らしを楽しむ──
そんな夢に向かって、トコトコと踏み出した小さな一歩だったのかもしれません。