
息子はまだ『すみっコぐらし』と『ちいかわ』の区別が付いていません。しかしこのプラモデルの発売はずっと楽しみにしていました。アオシマの楽プラ『すみっコぐらし』です。一挙7アイテムが発売され、斜面に置くとを重力に従って二足歩行するギミック付き。これまでミニオンズやディズニーキャラクターなどで構成されていたトコトコシリーズの新作と位置づけてよい内容なのですが、今回はトコトコの表記を外し、あくまで楽プラとすみっコぐらしというタイトルにフォーカスしたパッケージとなっています。また、そのパーツ構成も「小さい子供といっしょにに安心して遊べる仕様」になっているのが特徴でございます。

対象年齢8歳以上という設定ですが、今回のトピックはニッパーを使わなくてもランナー(パーツの付いた枠)からパーツをもぎ取れるようになっていること。バンダイスピリッツのポケプラ クイック!!やエントリーグレード各種で見られる「タッチゲート」と同じ設計が取り入れられています。我が家の2歳児は大きなパーツならギリギリ外せるけど、小さいパーツだとちょっとチカラが足りなくてオトナの助けが要る……といった塩梅。

シンプルな顔立ちはパーツの裏側から茶色い目と口を再現するパーツをはめ込む仕組みで、シールによる表現はありません。精度は高いし表面の上品な半ツヤ具合も見栄え良く、少々透けがちなプラスチックの質感も組み上がってしまえばそこまで気になりません。パーツを所定の位置にセットして息子に渡し、「ギュってハメて!」と伝えればなんとなく組める、みたいな共同作業が楽しい。細くてすぐ折れてしまうようなパーツ、思わず外したくなるような突出したパーツがないのも子供と遊ぶのに安心。

胴体と頭部が融合した丸っこいキャラクターデザインであり、さらに腕も胴体の前面にモコッと一体化した造形なのでとにかくパーツが少ない。これまでのトコトコシリーズって見た目の可愛さのわりにはまあまあパーツ数が多く、組み間違いにもそれなりに気をつける必要がありました。しかしすみっコぐらしシリーズはたった5パーツで構成される「歩行ユニット」を組んで前後割りの胴体に挟み込むだけ。かなり小さな子どもでもこのシンプルな構成なら理解できますし、「パーツをもぎる→組む→歩かせて遊ぶ」という一連の遊びがシームレスに楽しめます。

とかげ、ねこ、とんかつ、ぺんぎん?、しろくまの5キャラクターがそれぞれ単品で発売され、また「ぺんぎん?&とんかつ」「しろくま&ねこ」の2体セットもリリース。キャラクターをディスプレイしておける「連結パーツ兼用台座」は各キットに付属し、2体セットには「乗りものパーツ」が付属します。5体まとめて組むなら「ぺんぎん?&とんかつ」「しろくま&ねこ」「とかげ」の3セットを組み合わせると下の写真のように電車ごっこ的な連結を楽しめるのでまとめ買いがオススメ。連結すると斜面を歩行するときの安定性も抜群に良くなります(逆に言うと1体だけでトコトコ歩かせようとするとだいぶバランス取りが難しいぜ……!)。

ほんの少しハメ合わせのシビアさがあったり、ものすごく小さなパーツがあったりするので対象年齢は確かに8歳くらいとするのが適正かもしれません。各キャラクターと連結パーツのハメ合わせ部分もオトナなら注意して着脱可能ですが、子供だとチカラをかけていい方向が直感的に理解できず、パキッと折ってしまうかも。このへんはもう少し強度のある設計にできるかもなぁ……と思いつつ、息子はそんな心配をよそにこの5体を取り出し、手製の斜面を歩かせてはグフグフと笑っています。