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これぞリファイン!新規ランナーが18年の時を繋ぐMG リ・ガズィ(逆襲のシャアVer.)

 「既存キットに一部新規ランナーを追加し販売する」というのは、プラモデル業界ではよくあることです。
でも、キャラモデルではなかなかリスキーな取り組みであることも確か。スケールモデルと違いキャラモデル、特にガンプラは日々技術が進化するので、たとえその時最新鋭の技術を注ぎ込んだとしてもすぐに「型落ち」になってしまうことも。しかし、このリ・ガズィにはそんな不満は一切抱きませんでした。

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 元となった「MG 1/100 リ・ガズィ」は’2001年発売の’95年にスタートしたマスターグレードシリーズのなかでも比較的早い時期にあたる’01年に発売されたキット。2019年に「ユニコーンVer.」として一部外装やフレームなどを新規に造形し成形色を変更したものを、さらに『逆襲のシャア』仕様にリカラーし、実質的に「元キットのリニューアル」を果たしたのが本キットとなります。つまり、リメイクまで18年もの期間が空いているわけです。しかし、組んでみて驚いたのは、古いパーツと新しいパーツを組み合わせる取捨選択の上手さ。胴体や腕、内部フレームなどに手が加えられつつも、大部分は2001年発売のキットを活かしていることがわかります。

 マスターグレードシリーズ初期のキットを流用しているため、組み立てには一部ビスを使用する箇所があります。しかし、本来なら古臭い印象になりがちなこういった要素も違和感なく受け入れられる……というよりむしろ、そこに今までガンプラが築いてきた歴史が垣間見えるのです。いまの技術ならビス止めをせずスナップフィットで仕上げられそうなものを、あえて弄らずそのままにする。このキットの中に、ガンプラの過去・現在・未来全てが詰まっているんです。

 かつてグリプス戦役で勇名をはせたZガンダムの量産型試作機として作られたモビルスーツ、リ・ガズィ。その名前は「リファイン・ガンダム・ゼータ」の略称と言われています。そんなリ・ガズィを、あえてフルリメイクするのではなく既存キットに最小限の手を加えることで今の目で見ても見劣りしないように「リファイン」してみせたバンダイの技術に思わず舌を巻く、そんな興味深いキットでした。

フルーティなずんだ餅のプロフィール

フルーティなずんだ餅

ガンプラだ特撮だアイドルだ様々なオタクを兼任していたら31歳になっていた無職。

基本的には素組み+部分塗装等のわずかな加工しかしないものの、いつかフル塗装に挑戦したいと思っている。

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