

>SWS 1/32 J2M3 帝国海軍局地戦闘機 雷電 9,680円
仕方がないけど多くの日本人は、緑色で日の丸がついてると零戦だと思ってしまう……という刷り込みがある。
でもこのぶっとい弾丸みたいなフォルムは、違いがわからなくても「なんか零戦ではないな」と思ってしまう迫力がある。それが「日本海軍局地戦闘機 雷電」だ! そして、雷電の魅力を内側から外側まで思う存分楽しめるプラモデルが、この度再生産されることとなった「造形村 SWS 1/32 J2M3 帝国海軍局地戦闘機 雷電」である。


造形村ブランドとしてボークスより発売されているSWS(SUPER WING SERIES(R))は、飛行機模型におけるパーフェクトグレードサイズとも言える「1/32スケール」モデルをとても大切にしている。ラインナップも非常に豊かで、ゴジラと戦いムービースターとして話題となった「震電」や、”サンディ”として戦闘捜索救助ミッションで活躍した「A-1スカイレイダー」なんかもいる。
プラモを作りながら実機のことをじっくりと知ることができるように、説明書内にも機体解説がびっしり。プラモひとつがまさに立体図鑑とも言える商品で、本キットを作れば雷電マスターになれること間違いなしだ。



雷電の魅力のひとつは、他の日本機には見られないエンジンの迫力とコクピットの豊かさ(広さ)である。本機を調査したアメリカ人にとっても、雷電のコクピットは広く乗り心地が良かったようだ。プラモはその魅力を体感できるように、精密なパーツで表現。ランナー(プラモデルのパーツが繋がっている枠のこと)内のパーツを見ているだけでワクワクしてくる。そしてじっくりとパーツを見ていくと、一体成型で生み出せるパーツはできるだけ大きな塊として成型されており、組み立てへの配慮も考慮した設計になっていることがわかる。
コクピットの内部再現のために作られた桁のパーツを見ると、桁の上に細かな計器類をいっしょに成型している。この桁がコクピットの内側にペタリと貼られるだけで、胴体内側に豊かな景色が生まれるのだ。
エンジンランナーは、その配置もキレイで、ランナーだけでちょっと眺めたいレベル。このパーツの内側にはロッドとピストンも入ってて、この突き出た部分ひとつひとつがシリンダーだということを教えてくれる。


各ユニットごとに組み上げていく。本キットのパーツの合わせは非常に良好。ひとつだけ気をつけたいのが「アンダーゲート」の処理だ。これだけ丁寧に除去すれば、多くの人が上の写真のような美しいエンジンやコクピットを手のひらで堪能できる。そして1/32スケール 雷電の椅子は、手のひらの上でも抜群の存在感を放つほどでかい。これがすっぽりと収まるのだから、コクピット内はアメリカ人も納得の広さとなるわけだ。

ユニットごとにできていく機首から胴体の内部構造たち。ひとつひとつが組み上がっていき、合体の時を待つ……。まるで僕の机の上がファクトリーだ。

合体!! 接着面積もしっかりと確保されているので、各ユニットが強固に接着される。ここだけで雷電に詰め込まれたテクノロジーが集中。バイクモデルのエンジンとシートだけが完成したような、そんなメカの美味しいところが詰まっている。


内側のパーツだから、外装を全て取り付けるとほとんど見えなくなる。でもこのプラモデルは、あなたのパーツ取り付け選択によっては、内側の構造を見せた状態で作ることも可能だ。雷電のテクノロジーの代表である「火星エンジン」と「コクピット構造」を組んだ後もそばに置いておきたい。そんな夢も、「造形村 SWS 1/32 J2M3 帝国海軍局地戦闘機 雷電」なら叶えてくれる。1/32スケールだからこそ味わえる夢が詰まった本キットをぜひともこの年末に思いっきり楽しんでほしい。
>SWS 1/32 J2M3 帝国海軍局地戦闘機 雷電 9,680円