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開いたトビラが特徴なら、とことん楽に組ませます!/タミヤ新作飛行機プラモ、1:72 F-35Bの最高パーツたち 。

 飛行機模型を組んでいて「難しいな〜!」って思うところランキング1位は窓の塗り分けで、2位が脚収納庫のトビラをプルプルしながら取り付ける工程です。基本的に飛行機模型を作るのはとても楽しいのですが、このふたつだけはどうしても緊張する。そしてステルス戦闘機であるF-35Bは脚収納庫のトビラが4枚、ウェポンベイのトビラが4枚、短距離離陸/垂直着陸をするための空気の出入り口のトビラが9枚と、小さい機体に17枚もトビラがあります。トビラありすぎ、略してアリス・ギア・アイギスです。

 そこでタミヤの新作、1/72 F-35Bですよ。上の写真のようにウェポンベイの2枚のトビラが真ん中の板からニョキッと生えた4つのヒンジと一体になってパーツ化されていますね。正確にはトビラの内張りで、これにそれぞれトビラ外板を貼るんですけど、左右のトビラの角度はビシッとキマるしノリシロはデカい。

 トビラの外板を貼り付けてから裏返すと今度はミサイルを保持/発射するためのハードポイントも左右一体になったものを接着する工程が待っています。本来は胴体内部にくっついているものを、「まず機体の外側で工作してから最後にガッチャンコすればそう見える」というパラダイムシフトでもって組みやすくしているんですわ。

 脚収納庫のトビラにも同じ工夫がされていて、「細くて小さいパーツをなんとなく目見当で貼る」という工程から解放してくれます。これ、フツウの戦闘機よりもトビラが多いF-35Bだからこそ恩恵が大きいのですが、そうでなくてもすべての飛行機模型がこうなっていたら最高なのに〜と思わされます。

 胴体下面のリフトファン下方に位置する可変ベーンボックスノズルも左右トビラとつながる梁にくっつけてから凹みにポコンとハメ込むと、もうどこが接合ラインだったのかわからんくらいピシーっとハマって「接着剤どこに流し込めばイイんだっけ……」と困惑する始末。いや、”パーツの精度が高い”っていうのはタミヤ製品の褒め言葉としてあまりにも言い尽くされてきたことだけど、このキットはそんなことお構い無しでもう一回言いたい。精度高すぎます。

 あっちこっちのトビラがパッカパカに開いたF-35がいままさに着陸せんとす……というシーンを繊細な工作なしに味わえるタミヤの1/72 F-35B。まだ褒めたりないところは……また次回。みなさんも買って組んでおったまげてください。そんじゃまた。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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