

ドイツレベルが出すドイツ連邦軍車輛っていうのは何かこう、自国への愛ってものが感じられます。他のメーカーと被っているものもありますが、やっぱり「ウチの車輛はウチで出すよ!」という心意気がカッコイイものです。そんなドイツレベルのミニスケから今回はフェネック偵察車のご紹介です。

フェネック偵察車は2000年代に実装され、現在でもドイツ連邦軍とオランダ陸軍で活躍している装甲偵察車。防弾ガラスが装備されたフロントウィンドウはかなり傾斜がついており、リアエンジンのスタイルも相まって独特のプロポーションをしています。パっと見は薄べったいボディのせいで小柄にも見えますが、実際は全長5.7m、高さ1.8mはある大柄な車輛。


このキット、2007年に発売されており、久しぶりの再販となります。17年前のキットといってもその再現度は大満足。細かなリベットやエンジンルーバー、ハッチ類のキレのよいスジボリなど、ランナー眺めてるだけで気持ちよくなっちゃう。

ドイツ仕様とオランダ仕様が分かりやすく分かれてます。ミニスケということでインテリアはまるっと再現されていないので、組み立て自体は戸惑ったり悩んだりするところは少なくてサクサクとカタチになります。ただスモークディスチャージャーや牽引フック、シャックルなどが個別パーツ化されているのでピンセットは必須! とはいえ今回のキットの山場といえばこちらかな!


そう、それなりの面積を占めるフロントウィンドウ(とサイドウィンドウ)はクリアパーツ化されている……のではなく透明プラバンを説明書のテンプレートに沿って切り出してね! という仕様なのです。プラバン自体は薄く切り出しやすいのでそこまで大変ではないし、むしろ「時にはこういう工作も楽しいでっしゃろ?」みたいなメーカーからの挑戦状的な感じがして楽しい工作ポイントなのだ。ただ、透明度が高い分、中が見えちゃうので車体上下接着する前に中を黒で塗り潰しておくと尚よしですね!


ニョキッと伸びる偵察機材は選択式。オランダ仕様とドイツ仕様で固定武装が違い、更にドイツ仕様の場合は武装が2種類選べ、上の画像のように偵察機材は完全に車体に格納した状態、伸ばした状態と伸ばさない状態の3パターンが選べます。仕様を色々選べるキットってやっぱり楽しいですよね……!

組み立てるだけなら半日あればあっという間にカタチになるし、この未来的なシルエットは無改造のままでも塗装パターンを替えちゃえば同スケールのSFメカと並べても違和感なさそう。ある意味特徴があるように見えてシンプルなデザインのお陰で色々遊びがいがありそうです。とってもオススメですよ!!