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ネジ止めに助けられ、ミラーの有無に悩んで、風を切り裂く姿をかっこよく作れた日/タミヤのドゥカティ 1199 パニガーレS

 上から見て一直線、前から見て左右対称。本当に当たり前のことですが、気をつけて作るだけで大違い。バイクのプラモデルを作る上で「これだけできると抜群にかっこよくなる」という角度を決めて行く話。何回作っても神経を使う作業だなって思っていました。

 タミヤの1/12 ドゥカティ 1199 パニガーレSは、そんなことに気を遣う必要がほとんどなくて驚きました。理由はいろいろあるかと思いますが、まずはネジを使った組み立てが多いからかなと思います。ネジ締めのパートが要所要所にあり、そのおかげで楽に固定できます。少しズレているなと思う場合も、ここでパーツの位置が矯正されるので非常にありがたい。接着するとやり直しにくいですし、スナップフィットでもパーツが折れたら厄介なので、ネジ固定式というのは作っていて非常にありがたいと思いました。

 そしてとても感動したのはフロントフォークの組み立て。これ、本当にすごいです。ハンドルの角度を自分で調整する必要がないし、車輪を挟むための二つのパイプをつなぐパーツもカチッとハマる。このフロントフォークのパーツがメッキパーツじゃないのもありがたい。メッキじゃないからこそ、流し込み接着剤でビシッと貼り付けられるし、角度がズレないように工夫されている。私がバイク模型でいつも「難しい」と思うところが全て解消されていました。

 カウルもネジで止めて行くのが非常に楽なのですが、最後にこれはプラモデルらしいなと思った瞬間がありました。それはサイドミラーを付けるか付けないか。付ければ実際に街を走っているその姿になりますが、ミラーなしの姿も洗練されていて、かっこいい。そしてプラモデルなので付けても付けなくてもいい。ただ、ミラーのデザインもかっこいい。

 最終的にミラーは付けずに完成させました。そして、いちど完成させていますから、もし色を塗ろうと思ったらこの無塗装のパニガーレを見本にして塗っていけばいいだけです。エキゾーストパイプとそれをカバーするパーツ以外の白いランナーを好きな色に塗って組む。いま私の目の前にある真っ白な姿のパニガーレは、風を切り裂くフォルムがツルツルの白のプラスチックで一目でわかるかっこよさと、「塗装をするならこうだな」という次へのワクワク感を私に与えてくれました。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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