

先日横浜スタジアムへ野球を見にいった。東京ドームのように周辺がしっかりと開発されているわけでもなく、神宮球場のように周辺に他のスポーツ施設が併設されている様子もない横浜スタジアムは街に密着している感じがして、球場まで歩くのが楽しかった。座席についてぐるっと周囲を見渡すと、バックスクリーンには横浜に本社を構える日産の広告が大きく映されているし、バックネット裏の特別席にも日産のロゴが並んでいた。
もしかして……と思い、投手交代時に選手が乗って登場するリリーフカーを見ていると、やはり日産の車だった。今まで気にしたことがなかったが、こうして球場ごとにリリーフカーのメーカーは異なるのだろう。しかし、この車、よく見ると面白い形をしている。

まず、選手が見えやすいように屋根のないオープンカーになっている。しかも球場や時代によってはフロントガラスすらないものもある。選手が座る座席が高くなっているものもあった。そうやって選手の見栄えを良くする工夫がされているというわけだ。横浜スタジアムのリリーフカーは、選手が降りる方はドアがなく、スムーズに降りられるよう工夫されていた。あとで車種を調べたところ、日産のリーフのようだ。
試合終了後プラモデルが欲しくなったが、リーフは発売はされていなかったので代わりにアオシマの「1/32 ニッサン RZ34 フェアレディZ」を購入した。箱を開けてみるとボディパーツは屋根は別パーツで、すでにリリーフカーそのものである。なんとかしてドアを切り取ることができればリリーフカー仕様になりそう。

ミニ四駆の肉抜き工作のように、ピンバイスで一定の間隔に穴を開け、穴にニッパーを差し込んで切り取る。そうして切り取ったドアの断面をヤスリで削って整え、断面を黒いマジックで塗ったら思いの外簡単にそれっぽくなった。箱型に組み立てるインテリアパーツも、ニッパーで簡単に分離できた。
「ドアを切る」という大掛かりな作業の後にすぐに形になるのは、アオシマの楽プラならではの良さに感じる。野球観戦時に購入した帽子は、選手達が被っている帽子のロゴとは違う少しレトロなデザインのYDBロゴ。今って色々なロゴデザインの帽子が売っているんだな。
クリアパーツを使わなかったり、インテリアを切り取ったりした影響で生まれた隙間を黒いプラ板で埋めて、YDBロゴをボンネットにデカデカと書けば、いつか実現するかもしれない選手達がYDBロゴの帽子を身につけた試合のリリーフカーが出来上がるだろう。いや、もしかすると球場にステッカーが売っていたかもしれない。今度行くときはグッズショップもよく見ようと思う。