

東京に行くたびに、ぼんやりと遠くに見えるスカイツリー。行ってみたいとは思うのですが、東京に行く時は、他に用事があってなかなか行けません。それならば、と観光気分でプラモデルを作ることにしました。プラモデルを作る行為って、結果より過程を楽しむところが旅行に似ている気がするので。買ってきたのはバンダイスピリッツ製の1/2400 東京スカイツリー。パッケージによると「粋(青)」「雅(紫)」の2色に光るのが売りみたいです。
箱を開けるとスカイツリーのロゴと写真が入った台紙についた円筒の鉄骨パーツに目が行きます。パーツは枠にくっついていません。組み立てる前からできている?

他に箱に入ってるのはランナー3枚と、台座、透明の棒(タワーを支える真ん中の柱、心柱部分です。)、説明書、シールと極めてシンプル。でも、注意点。ニッパーの他に、電池(単四3本)と、ドライバーが必要です。無くても組み上がりそうですが、このキットの醍醐味を味わうために用意しました。せっかくなら光らせたい。

そんな期待に応えて、説明書で最初に行うのは、組み立てより前に「点灯テスト」だったりします。電池を入れて、透明な心柱パーツを刺して、スイッチオン。スイッチの向きで青と紫の光を切り替えることができます。イルミネーションです。すごく綺麗。プラモの組み立て前のセレモニーって、箱絵を味わったり、解説を読んだりといろいろですが、このキットは点灯式で盛り上げてくれます。

盛り上がったところで組み立て開始。台紙から鉄骨パーツを外して、ランナーから切り出したパーツと組み合わせてタワーを組み立てていきます、鉄骨パーツははめ込みがキツいですが、柔らかいプラスチックなのでグッと押し込んで大丈夫。一気にタワー部分が組み上がってしまいます。心地いい予定調和です。

次は展望台、このキットの隠れ名所です。タワー部があれだけ「まんま」だったのに、この部分はランナーを見てもどう組み上がるのかパッとわかりません。しかし、説明書に従って丸い板状の部品をミルフィーユみたいに重ねていくと、ランナー状態からは思ってもみない形で展望台が現れてきます。

このスリルは、組んでみるまでわからない。鉄骨を挟んで第二展望台(ここのらせん通路がパチっとくっつくのも面白い)、最後にアンテナをはめ込んで……。スカイツリー、完成です。下から上に、タワーを昇っていくように作っていく体験は、思っていたよりずっと観光を追体験できるものでした。
部屋を暗くして点灯すれば、スカイツリーが夜景に浮かび上がります。すごい達成感。

完成時の高さは30cmくらいありますが、タワーなだけあって棒状なので、結構持ち歩けます。持ち歩いて、写真を撮れば、どこだって東京になります。みなさんも、ぜひ組んで旅してください!