みんなで作る模型サイト nippperはあなたの投稿をお待ちしています!
詳しくはコチラ!

花金だ!仕事帰りに買うプラモ。/週末は逆ガル翼の傑作機に会いに行こう。「タミヤ 1/72 F4U-1D コルセア」

▲1500円でお釣りが来ちゃう超スーパーキットで週末をエンジョイ!

 フミテシの独断と偏見で週末が楽しくなっちゃうプラモをご紹介する「花金プラモ」。今週は逆ガル翼で凄みの効いたフォルムが最高にかっこいいレシプロ戦闘機「ヴォート F4U コルセア」をご紹介するぜ! キットはタミヤのコレクション性高い飛行機模型プラモシリーズ・1/72スケール ウォーバードコレクションにラインナップされている「F4U-1D コルセア」をピックアップします!

▲空母運用が可能になった初の艦載型が「F4U-1D」

 傑作機としての歴史に名を連ねているコルセアですが、登場時には空母着艦時の視界不良、劣悪な失速特性などから艦上戦闘機として失格であるとの烙印を押されてしまいます。その穴を埋めたのが零戦と激闘を繰り広げたF6Fヘルキャットでした。そのため最初の実戦配備型である「F4U-1A コルセア」は陸上基地から運用されたのでした。

 キットの「F4U-1D」は多くの困難を克服し、改良に改良を重ねてついに空母へと艦載できるようになった初のタイプです。

▲クリアーパーツを除き、本体は2枚構成。小さなパーツも少なく組み立ても苦労しません
▲キャノピーは窓枠2本タイプと、窓枠の無い水滴型キャノピーがセットされます
▲コルセアの翼の特徴でもある羽布張り構造のディテールも美しいです
▲胴体内部には桁やパネルがモールドされています
▲1パーツで成型された尾脚。着艦フックが非常に長いのも特徴
▲1/72スケールとは思えない精密感を味わうことができるコクピット! 8パーツで構成されます
▲左右のスイッチ類のパーツがコの字に成型されているのがユニークですね
▲F4U-1Dコルセアのコクピットには床板が無いのが特徴です。広いコクピットでさらに床板が無いなんてなんかそわそわしちゃいそうです
▲コクピットの接着部分には大きなガイドが胴体側に設けられているのでガッチリと接着できます
▲胴体の左右合わせもバチピタ。タミヤの速乾流し込み接着剤の筆は細いので合わせ目部分だけを狙って流すことができます。ディテールの集中している部分などにオススメです
▲武装を搭載するために穴を開ける箇所があるので、ドリルを用意しておくと良いです
▲カウルフラップは開閉選択式
▲コルセアの巨力なパワーを支えるP&W R-2800-8 ダブルワプスエンジンは裏側にもディテールがあります。これはカウルフラップを開けた時に内部がちらりと見える時のため。チラリズムの美学です
▲ごっつい逆ガル翼に胴体を接着する瞬間はこのプラモのハイライト!
▲1時間半くらいで迫力あるシルエットを堪能できます! ハミルトン・スタンダード社製の巨大な3翅プロペラがイカすぜ!
▲増槽2本に、8発ものロケット弾を搭載できる豊かさ! この搭載能力もコルセアの強みです
▲第二次世界大戦から朝鮮戦争まで飛び続けた名機! 手前の翼の機銃孔外側にある「三角形」のディテールはめっちゃ重要なんで切り飛ばさないでください! これが失速を抑制したスポイラーです!

 組み立てると、こんな迫力ある飛行機と零戦は太平洋で戦ったの……まじで?って気持ちに僕はなります。逆ガル翼の迫力あるシルエットに巨大なプロペラは他のレシプロ機とは一線を画す魅力がありますね!

 コスパよし! ディテールもキレキレ!! プロポーションも最高!!! と三拍子揃ったタミヤの1/72 コルセアで楽しい週末をお過ごしください。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

関連記事