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インスタポンプフューリーが入り口だった/靴のカタチに思わず惚れた、ハセガワのホワイトナイト

 reebokのインスタポンプフューリーはスリッポンタイプの靴でありながらも、どことなく漂う未来っぽい雰囲気が個性的な靴だ。バスケットシューズに搭載された「空気圧でフィッティングを調整する」というユニークな機能をランニングシューズに移植したものが「インスタポンプフューリー」として発売され、現在に至る。クッションの効いた履き心地はハイテクスニーカーらしい特徴だが、靴の屈曲性を意識して作られたと思われる前後で分離したソールが、発想としても見た目としても面白い。

 靴の屈曲性というのは「返り」と呼ばれるもので、もしかすると靴屋で「返りがつくと履きやすくなる」と説明を受けたことがあるかもしれない。靴のソールは最初は曲がりにくくその分履きにくい。それが歩くたびに曲がりやすくなることを「返りがつく」というわけだ。あらかじめソールが前と後ろで分かれているインスタポンプフューリーは最初から曲がりやすく返りがつきやすい靴だ。

 足元の設計とアーマーを増加することで「宇宙対応です!」と兄弟機のアンモナイツとの違いを主張するホワイトナイトの面白さは靴の形にある。華奢な作りではあるが荒地での安定性はありそう。「宇宙空間なら靴はどのように機能すればいいのか?」という見たことのない「もしも」に信ぴょう性を感じさせる。靴でいうソールの設計思想が、どこをどのように動き回るのかを想像させるキーになっているというわけだ。それに、奇しくもポンプフューリーと似通った前後分かれた造形なので、ホワイトナイトに乗り込んだ際の足に伝わる地面の感触が妙に想像できてしまった。

 ハセガワのロボットバトルV 1/20ホワイトナイト は名前の通りに箱を開けると白色のプラスチックでできている。インスタポンプフューリーは毎シーズン毎シーズンいろいろな色柄で発表されるがその形の個性は決して埋もれることはない。ホワイトナイトも好きな色に塗っても「コレはホワイトナイトだな」とわかるような個性的で、素晴らしい造形をしている。塗装図を複数記載したカードその埋もれぬ個性を証明しているようだ。

 数年前に他人が作ったのと見た姿と変わらぬ見た目で組み立てられたホワイトナイトは「派手な色を塗ることを恐れるな!」とスニーカーに言われたような気がして、塗装図を参考に差し色のオレンジを恐る恐る塗ったらいい感じになってきた。完成まではあと少しだ。

クリスチのプロフィール

クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。

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