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こいつはオンボロじゃない!「ビンテージ」なゴールドはMr.ウェザリングカラー グランドブラウンにお任せ!!

 模型を彩る美しいメッキやメタルカラー、大好きな人は多いと思います! しかし今回は敢えて、このピカピカのメタルカラーを渋く仕上げる方法をご紹介します! 年季を感じさせる金表現もカッコいいのでぜひトライしてください。

▲ピカピカのメッキパーツ! とても美しくてかっこいいですね。しかし、時に人はメッキを落として金を塗りたくなるんです!

 こちら、ピッカピカのメッキパーツです。実に美しいですね〜。少々勿体ないですが、こちらのメッキを落としていきます。メッキは塩素で剥げますが、このようなゴールドメッキはクリアイエローが上から塗られているので、まずラッカー溶剤で塗料を落とす必要があります。

▲ラッカー溶剤を染み込ませた筆で、表面を撫でていきます。そうすると表面のクリアー層が落ちます
▲次にハイターのような塩素系の漂白剤に漬け込みます。メッキ落とし専用の溶剤でもOKです
▲メッキが落ちて、黒や半透明で乳白色な成型色があらわになりました。これで塗装ができます

 次に金色を塗装します。今回使用するのはガイアノーツのシャンパンゴールドとスターライトブラス。配合比は8:2程度にしています。次の工程で色を落とし込むので、明るめな金になるように調色して塗っています。

▲かなり使い込んで歴戦な瓶になっています……。メイン色となるシャンパンゴールドは赤みの少ない金になるのが特徴です
▲こちらが調色した金を塗った状態。銀に近いようなこの感じ、次の工程でいい感じにビンテージ感ある金へと変貌します
▲金の上から、ウェザリングカラーのグランドブラウンを塗るだけ!! これだけでビンテージな金になりますよ

 最後にMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを原液のまま塗りましょう。染み込んだ後に拭き取れば、歴史を感じさせる渋い色に!

▲全体に塗り広げちゃってください!
▲全体に塗ったら、乾いた綿棒やキムワイプで拭き取ってください! すると、こんな感じで赤みが足されたなんともビンテージな金になります
▲C-3POのプラモをこの方法で塗装したもの。メッキパーツとは異なるビンテージライクな質感になりました

 さらにこの上から明るい金をパーツの角にドライブラシして立体感を高めたり、ハイライトや傷を表現しても面白いです! 今回はメッキパーツのメッキを落として塗りましたが、通常のパーツに塗る時ももちろん活用できる方法です。

 明るい金にグランドブラウンを塗るだけで、一気にビンテージライクな金になります。渋くてかっこいい金塗装、ぜひ真似してください!

シンサクのプロフィール

シンサク

1991年生まれ。模型やテニス、乗り物が好き!!

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