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「アオシマグラチャンのマドンナ」はハセガワのプラモデルにいた話/ハセガワ 80’s ガールズフィギュア

▲私を振り向かせてみなさい……

 日本のカスタムカー文化をプラモで追体験できる、アオシマのグラチャンシリーズ。1970年代に誕生したこの「街道レーサー」とも呼ばれるカスタムに、ピッタリのフィギュアプラモを見つけたのでご紹介します。それがハセガワの「80’sガールズフィギュア」です。アオシマのプラモのベストパートナーはハセガワにいたんですね。

▲松田聖子、中森明菜的な雰囲気の2人がプラモになっています

 グラチャンのプラモを買った時にあまりにも知らない世界だったので、インスタで「#グラチャン」と検索しました。するとガンプラ改造例もびっくりな羽根や竹ヤリみたいなマフラー、超ど派手なカラーを纏った車が多数目に飛び込んできました。「いや〜、アオシマのグラチャンはセンスがいいものをしっかりとピックアップしてプラモにしているんですね……」とインスタの画像とプラモのラインナップを見比べて思うのでした。

 そういった写真の中には車のオーナーやヤンチャなアニキたちの他に、彼らのマドンナ的存在の人も一緒に写っていました。当時の最先端の格好で、ギラギラしている車の前に立ったり、ボンネットに乗ったりしているその景色が、僕には最も印象に残ったのです。

▲トリッキーな分割も無いので、接着剤でパーツを貼ればすぐに完成します

 そしてそんな景色を可能とさせてくれるプラモが、既にこの世にありました。ハセガワの「1/24 80’sガールズフィギュア」は、聖子ちゃんカットと呼ばれて当時一世を風靡した巻き髪スタイルが特徴です。こういう女性が当時の写真にバンバン写っていました。

▲特にこのカーディンガンを肩からかけている方のフィギュアのような女性は、ほぼそのまま当時写真にいたりします
▲みんなが憧れた聖子ちゃんカットの巻き髪を綺麗に表現するために、別パーツで成型されています
▲このフィギュアのツンとした雰囲気は、中森明菜を彷彿とさせますね

 グラチャンのケンメリ4Drのキットと並べてみたら、ちょっとだけ尖った香りがする景色が出来ました。街道レーサーのマドンナは、ハセガワにいたんですね。ギラっとしたあなただけの改造車を完成させたら、ぜひ彼女に猛アピールしに行きましょう!! それでは。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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