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爆速完成の小さなプラモでハッピーハロウィン!/SWEETのゴーストファイター FM-2

 10月も後半、ハロウィンに向けて街が色めき立ちつつありますね! わたしは繁華街で仮装するようなタイプではありませんが、カボチャとお菓子で彩られた西洋っぽい雰囲気は大好きです。でもまあ、プラモ趣味者としてはあんまり関係ないかなあ……なんて考えつつ模型屋さんに入ると、雰囲気にぴったりなプラモがあるじゃないですか!

 かぼちゃにお化けに魔女コスプレ! 静岡のプラモメーカー、SWEETによる1:144のFM-2です。パッケージイラストは、模型カルチャーの第一線で長く活躍を続ける藤田幸久先生によるもの。GHOST FIGHTERと銘打たれたこのパッケージですが、「FM-2のうち退役後に飛行可能な状態にレストアされてお化けのように復活したものは往時の派手な塗装をまとう『コスプレ戦闘機』として人々の目を楽しませているのだ……」というようなお話のようです。なるほど。

 かわいいのはパッケージだけではありません! 組立説明書も藤田幸久先生による手描きのもの。このページ、活字がいっさい使われていない徹底ぶり……! しかも、細かなパーツの向きや取付順序がおそろしく分かりやすいうえ、「接着の仕方」なんて基礎からのTipsまでがやんわりと詰め込まれているのです。

 パーツ自体も負けていません! 戦闘機のプラモは1:72スケールでおよそ「手のひらサイズ」なのに、その半分にあたるこのプラモは機体全長6cmほどの超小型キットです。その表面には繊細かつシャープな彫刻がバッチリ入っていて驚き。
 組み始めるとさらに驚くのが合わせの精度。パーツを差し込めば位置が決まるので、そこに流し込み接着剤の穂先をチョンと添えればOK。このサイズでパテ埋めなんて考えると大変なことですが、このキットではそんな心配は無用なのでした。

 これがピントの合う限界……左下のパーツとデカールが見えますか? そう、ボックスや説明書に描かれている黒ネコ・ラッキーもプラモになっているんですよ!
 なるほど、この一箱、「かわいいパッケージで目を引いてるだけ」じゃないんですね。きわめて小さな1:144のプラモだからこそのポップな体験を引き立てるアイデアが詰まった、愛嬌あふれる世界を味わえる愛おしいプロダクトだったのです。

 ひと晩で完成! 今回は、パッケージ裏面に描かれた英海軍のマーキングを選びました。翼と胴体のストライプはデカールが入っているので手軽。マークソフターをドバドバ使って貼り付ければOKです。小さいからすぐ完成した、というよりは、これだけ精度が高いからすぐ完成させられる、といったほうがしっくりくる感想です。

 完成させて初めて気が付きましたが、「ギュッと小さくなっている」というのはそれだけでうれしくなってくるものなのですね。同世代の単座戦闘機・バッファローの1:48プラモと比べるとこんな感じ。1:144にもなるとこれだけ世界が違うのがなんとなく伝わるでしょうか。
 実はこのキット、2機分のパーツ入り。つまり、これからもう1機、別のマーキングで作れるわけです。そっちは黒ネコ・ラッキーにも色を塗って、職場のデスクとかに置いちゃおうかな。みなさまもたのしいハロウィンを!

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