みんなで作る模型サイト nippperはあなたの投稿をお待ちしています!
詳しくはコチラ!

塗料の含み抜群!心地よい筆のタッチを楽しめるタミヤの新たな模型筆「タミヤモデリングブラシ HGII 丸平筆」

▲手に取りやすい価格帯で高性能!! タミヤモデリングブラシHGIIに新たな仲間「丸平筆」が加わりました

 平筆のように広い面を塗れて、持ち方を変えれば面相筆のように細部や細かなタッチが狙える「丸平筆」が、タミヤのモデリングブラシHGIIに登場です!!

 タミヤのモデリングブラシHGIIは、昨年面相筆と平筆が登場した、タミヤの筆の中でも新しいシリーズです。これはPBTという合成繊維樹脂毛で作り出された筆で、溶剤耐性が強くコシがあります。塗料の含みは天然毛である「タミヤ モデリングブラシPROII(白いグリップが特徴)」には劣りますが、塗料を切れ良く排出する性能はピカイチ。特に平筆は、筆の縁にベタッと塗料が溜まるようなことが少なく、平滑に塗りやすいです。そんな筆に新たにラインナップされた「丸平筆」を早速使ってみましょう。

▲先日筆塗りした「タミヤ 1/72 スピットファイアMk.Vb」。こちらはモデリングブラシHGIIの面相筆と平筆のみを使用して塗装しています。迷彩の塗り分けやぼかしも筆のタッチで楽しめます
▲ふで先が緩くカーブしているのが特徴。フィルバート筆なんて呼ばれたりもします

 この丸平筆を使ってみて感じたのが、同シリーズの面相筆・平筆よりも塗料の含みが良いこと。そしてキレ良く排出していくので、塗料を一旦含ませたらペーパータオルなどに筆先をちょんとおいて、初手の塗料を吐き出させましょう。そうすることで、筆の中の塗料の量がちょうど良くなって、パーツに大量の塗料が付くことを防げます。

 毛のコシも絶妙で、適度に跳ね返ってくる感じ。毛のまとまりも良いので、細部を塗るときに毛先が暴れたりしません。

▲このように毛先を立てるようにすると面相筆のように使用できます。細部塗装も1本で行けるのが良いですね

 本当にちょっとした細部を塗るのに、筆を持ち替えるのがめんどくさい。そんな時「丸平筆」なら、毛先を立てるようにして使用すれば細かい所も狙えます。この切り替えができることで、とっても使い勝手が良いのです。

▲白い毛の平筆と比較。これだけ形状が異なります。実際に塗ってみて、それぞれの違いを見ていきましょう
▲丸平筆で粗塗り。タッチを変えたり、塗料濃度を変えたりして試した跡なので、汚いです。でも乾いてから上塗りすればこの状態からでも塗り直せます
▲乾かしてからの2度塗り目。筆の感触がわかったので、全体を塗った跡です。とても筆跡が細かいので、縦方向・横方向織り交ぜながら塗っていくと筆跡が馴染み、塗面が整っていきます

 丸平筆はとっても面白いタッチが出せる筆だと感じました。筆跡がとても細かく出るのです。平滑に塗るなら平筆、筆の筆跡を活かして表面に筆塗りらしいテクスチャー感・筆のタッチを出して塗り上げたいなら丸平筆と使い分けると良いと思います。

▲こちらは平筆で塗った状態。塗り分けの角が立つように塗れます
▲さっとひと塗りした状態。乾燥後にもう一度塗り重ねれば、より平滑な塗面になるでしょう

 ここからが丸平筆の面白さ。筆のタッチと言いましたが、先が丸くなっていることを活かして「筆先でポンポンとスタンプするように塗る」と筆先に塗った塗料だけをパーツに押し付けることができます。それを活かしてグラデーションや、パーツ表面が褪色したような表現など、味付けができるのです。これが本当に楽しいです。

▲こちらのパネルをスタンプ塗りしていきます。下地の色に少量のホワイトを加えた塗料を使用。筆先でスタンプするように塗ります

 丸い形状の筆がポンポンと軽く押しつけられた時に、毛先が絶妙にバラけてランダムな表情となるんですね。

▲中央のパネルがスタンプ塗り。左右のパネルが縦や横方向に3回くらい塗り重ねたもの。このように異なった表情を楽しくお手軽に表現できます
▲筆を持ち替えることなく、このような細部も狙えます。毛先が丸いだけでこんなにも筆は便利になるのです

 タミヤのモデリングブラシHGIIは、「面相筆」「平筆」、そして今回の「丸平筆」と3種が揃いこのシリーズだけで筆塗りが思いっきり楽しめる土壌が完成しました。各種の全太さを揃えるとまぁまぁな値段になりますが、まずは汎用性の高い「細」を各種で揃えると良いと思います。とても使い勝手の良いシリーズなので、ぜひこの丸平筆をきっかけに揃えて、筆塗りを楽しんでください。それでは。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

関連記事