最近の新製品で一番わくわくしていたといっても過言ではないです! このタコムの「1/35 M29ウィーゼル」。プラバンで箱組したようなシンプルなボディに、見るからに悪路の走破性が高そうな履帯。雪上地での活動を主としていたものの、第二次世界大戦ではあらゆる戦線に登場しました。その後は改良されて水上航行が出来るようになったり、南極で活動出来るようにカスタムされたりと、戦後も多く使われています。
それなりに戦場写真などでも見かける車輛なのに、これまでプラモデル化はなかなか叶わず、僕も何度かガレージキットを買おうかと思ってたんですが……待ってみるもんですなあ! タコムさん感謝です。
パーツは足回り(履帯やサスペンション)のパーツが多い感じ。転輪も2枚貼り合わせで、1ユニット4個を×8つ。ちょっと手間取りますが、それでも組めないわけではないぞ!
小柄な車体……とはいえジープなどよりかは一回りぐらい大きく、工事現場にいる全装軌式トラクターみたいな印象ですねえ。
正面じゃなくて右手側にまとめられたインパネ類……。果たして見やすかったのかどうか、不安にはなりますが! じゃあ実際ドライバーが載るとどういうサイズ感なんだろうと、キット付属のドライバーを組んでみます。
人が絡むと改めてサイズ感が……よくわかんなくなるね! 思ったよりデカイけど結構小さいみたいな(謎)。そんな働き者のM29ウィーゼル。足回りなど若干クセがあるものの、一日あれば組み立ては終わるので、軍用車コレクションにちょっと変化球を求める人としてはもってこいのプラモです。
1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。