みんなで作る模型サイト nippperはあなたの投稿をお待ちしています!
詳しくはコチラ!

戦場の縁の下の力持ち!遂にプラモで登場した「小さな働き者」を作る!/タコムのM29 ウィーゼル

▲パッケージかっこよろしすな

 最近の新製品で一番わくわくしていたといっても過言ではないです! このタコムの「1/35 M29ウィーゼル」。プラバンで箱組したようなシンプルなボディに、見るからに悪路の走破性が高そうな履帯。雪上地での活動を主としていたものの、第二次世界大戦ではあらゆる戦線に登場しました。その後は改良されて水上航行が出来るようになったり、南極で活動出来るようにカスタムされたりと、戦後も多く使われています。

▲意外とパーツ数が多く感じるね

 それなりに戦場写真などでも見かける車輛なのに、これまでプラモデル化はなかなか叶わず、僕も何度かガレージキットを買おうかと思ってたんですが……待ってみるもんですなあ! タコムさん感謝です。

▲複雑な形状の履帯は部分連結式。ディテールがシャープでワクワクする
▲固いパーツはカチッとしてるけど、シートなんかの造形はすごく立体的で嬉しい
▲パーツによってはスライド金型でディテール再現も。ありがたみ

 パーツは足回り(履帯やサスペンション)のパーツが多い感じ。転輪も2枚貼り合わせで、1ユニット4個を×8つ。ちょっと手間取りますが、それでも組めないわけではないぞ!

▲足回りは4時間くらいで組み込めた!!
▲あとは説明書に沿って組んでいけば大丈夫。細かいパーツもあるけどね

 小柄な車体……とはいえジープなどよりかは一回りぐらい大きく、工事現場にいる全装軌式トラクターみたいな印象ですねえ。

▲狭いけど、操縦席もディテール満載でワクワクする!

 正面じゃなくて右手側にまとめられたインパネ類……。果たして見やすかったのかどうか、不安にはなりますが! じゃあ実際ドライバーが載るとどういうサイズ感なんだろうと、キット付属のドライバーを組んでみます。

▲操縦桿と手首が一体で彫刻されている!
▲搭乗〜〜〜

 人が絡むと改めてサイズ感が……よくわかんなくなるね! 思ったよりデカイけど結構小さいみたいな(謎)。そんな働き者のM29ウィーゼル。足回りなど若干クセがあるものの、一日あれば組み立ては終わるので、軍用車コレクションにちょっと変化球を求める人としてはもってこいのプラモです。

内藤あんものプロフィール

内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。

関連記事