

「これはどう見てもパーツ同士がピッタリ合うだろう」という気持ちでタコム 1/16 WW2 米陸軍歩兵を眺めていました。同じ縮尺のシャーマン戦車と一緒に箱に入って売られていたものが、兵士だけ発売されたのです。服のシワに沿ったウネウネの合わせ目、存在感のある靴。これをキレイに塗って仕上げたらさぞ満足度が高いでしょう。
パーツの合いのよさに確信を持ったのは頭を貼り合わせたとき。その瞬間に頭の中で「普通に作るの、なんかもったいないな」という気持ちが浮かびました。当たり前に合うものを、当然のように作るのも楽しいけど、パーツが合う心地よさをもっと面白く楽しみたい。

気づいたらランナーを黒く、そして一部だけターコイズブルーにスプレーで塗装していました。ランナーに収められたパーツたちが上下左右に向きを変えて組み合わさり、アメリカ兵のミニチュアになる。この面白さが完成したときにじんわりと浮き上がるようにしたいと思ったからです。
人間のプラモデルだからこその、うねる衣服のパーツと分割線。二色のまだら模様に塗られたパーツを組み合わせたらさぞ面白い見た目になるはず。

組み立てると、黒からターコイズのグラデーションが、パーツの分割線でバツっと切れる。それに色々な方向へグラデーションが走っているのが面白い。そのせいで黒背景で写真を撮ると、不規則に黒い部分が背景に溶け込む。
それに、スプレーの粒が光のようにキラキラして見える。これは1/16という大きさだからハッキリと観察することができる様子だと気づいた。丁寧に塗るのも楽しいけど、こうやって思いついたことをやってみると、意外な発見がある。それに「どうなるかわからない」というワクワク感を楽しめる。
それにしても、どこもかしこもシャキシャキっと合う1/16のフィギュア。銃を持たせた手を付ける最後の工程は頑張りどころでしたが、斜めがけしたバッグのストラップなんかはバシッとくっつくし、雰囲気は最高。このシリーズ、とにかくどんどん発売してほしいものです。