

飛行機のプラモデルというのは1/48や1/72がメジャーな縮尺。1/32だと「でけぇな!」という気合の入ったステーキみたいな感じで、1/144だと「小さいね」というスナック感覚で味わえる大きさ。そこにフワリと割って入るのが1/100スケールです。ガンプラだとマスターグレードがあるね。それからタミヤではミニジェットシリーズという1/100の飛行機プラモがいまでも買えます。
このスケールは1/144よりほんの少し大きい感じで、食べごたえと気楽さが同居してるのがいいのよ。で、これはプラッツから発売されているT-4のプラモデル。航空自衛隊の練習機で、「ブルーインパルスのアレ」と言うと通りがいいでしょう。
>ホビコレ プラッツ 1/100 航空自衛隊 練習機 T-4 千歳基地 第2航空団 新マーク

パッケージを開けるとほんのり紫がかったホワイトのパーツがお出まし。見たところ彫刻の印象もフォルムのメリハリもかなりいい感じです。T-4ってこんなにグラマラスだっけ?と思っちゃう。パーツ数も少ないし、これならすぐできそうだね〜ってみんなが思える分割。

T-4って「練習機」という位置づけのわりにけっこう難しいカタチをしているんです(いや、練習機だから簡単なカタチをしていなければいけないというルールはないんだけどね)。プラッツ以外だとハセガワのプラモとかホビーボスのプラモがありますが、どれも「このカタチをどうすればプラモデルにできるかな……」と少し悩みながら挑んでいることが伝わってきます。パネルラインはもう少し細いほうがスケール的には分相応なのでしょうが、小さく作ってメリハリをつけるならこれくらい強い表現なのがいい場合もありますな。オレは好き。

キットとしては比較的シンプルに纏めてあるし、基本的には接着剤を使わなくてもハメコミで組み立てられる仕様です。しかーし、デカールはバッキバキの本気。イタリアの名門、カルトグラフ製の超精密な印刷のものが入っていて、芥子粒のような注意書きまでほぼ完全に網羅しています。これ貼るの大変だわさ〜。でも貼れたらヒーロー。デカールはいつもそういう存在です。

組んでみるとパーツの合いはSO-SOと言った感じ。千歳基地所属のグレーの機体なので、プラスチックパーツの色もグレーだったら最高だな……。白だとどうしても塗らないと落ち着かないし、パーツのメリハリも視認しづらい。それから、このサイズだとキャノピー(窓)のフレームを塗るのがけっこうしんどい。キットのファーストインプレッションが軽やかなので、作り方もなんとなく見えるようにマスキングのテンプレートを用意してくれるともっと評価が上がると思いました。
ちなみにプラッツの1/100 T-4は他の基地の所属機や特別仕様機、ブルーインパルスの機体もあるから、たくさん作って並べるたい人にはオススメできます。あとはこの生真面目なキット内容にどこまで付き合うかがユーザーの選択でしょう。そんじゃまた。
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