童友社から発売された「Ju 87G-1 スツーカ“対戦車攻撃機”」。第二次世界大戦で登場したドイツ軍の飛行機の中でも、多くのファンを持つスペシャルな1機です。このキットは韓国のメーカー・アカデミーのスツーカを童友社パッケージで発売したものとなります。少ないパーツ数ながらも、各部のモールドなどはシャキシャキとしていて、組み上がると、とてもかっこいいです。
逆ガル翼に固定脚、ダイブブレーキを装備して目標に向かって急降下爆撃を仕掛けたドイツ軍の飛行機がスツーカです。この機体は戦中に旧式化してしまい、新たな役割として「対戦車攻撃」という運用にスポットが当てられ改良が施されます。それがこのプラモ「Ju 87G-1 スツーカ」なのです。
この飛行機にはドイツ軍のスーパーエース「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル」という、キング・オブ・タンクキラーが搭乗して大活躍。敵戦車を500輌以上破壊、その他装甲車両や航空機も多数撃破という、リアルチートな活躍からさまざまな異名を持っています。その中には、「ソ連人民最大の敵」という、そりゃそうだわ〜と納得してしまうものもあります。
グスタフのタンクキラーとも呼ばれた37mm機関砲。これが翼下にガンポッド方式で搭載されました。翼にスペシャルな武装が付くってだけで、燃えてきますよね!! かっこいいぜ!!
それだけでなくエンジンの換装や地上からの対空砲火から乗員を守るための増加装甲が追加されたり、ダイブブレーキが取り外されるなど、さまざまな改修が施されています。
1/72スケールらしい塩梅のディテールと、綺麗なパーツ形状。さまざまなメーカーから1/72 スツーカは発売されていますが、その中でもベストな仕上がりと言えると思います。さらにパーツ数が80点で抑えられているので、1時間半もあれば完成してしまいます。
少ないパーツ数でも、パーツのフィットが良くなければ組み立ては大変。でもこのキットにはそんな心配はありませんでした。胴体左右の貼り合わせ、大きな主翼と胴体の合体……どれもがスムーズ。とっても素直なタンクキラーとなっていますよ
組んでいる途中から、「めっちゃかっこいいじゃん」ってなり、筆塗りしたくなったのでキャノピーは接着していません。キャノピーと胴体の間には、接着すればぴたりと合わさる余裕がありますのでご安心を。1/72スケールで、ここまでストレスなくカチッとした「Ju 87G-1 スツーカ」を楽しめるキットは他にないと思えます。ぜひ童友社パッケージのプラモをゲットして、組んでください! それでは〜〜。