爆撃機や輸送機みたいな大型の飛行機のプラモはすごく魅力的なんですが、標準的なヒコーキモケイのスケールでもある1/72ではとても大きい。日本のご家庭事情を無視したサイズに、買ってから後悔する事も多いんですが、それでも欲しい機体はあるんですよねー。
僕の場合はC-130ハーキュリーズ。実家が航空自衛隊岐阜基地に比較的近くて、子供の頃は頭上をランディングギアを出してゴワーって飛んでいくハーキュリーズをよく見上げたもんです。ハーキュリーズのプラモデルといえばハセガワ製の1/200やイタレリ製の1/72がわりとお馴染みですが、ちょっと前にSNSで話題になったのがこの1/144ハーキュリーズ。いや、大力神(中国語でハーキュリーズを意味する言葉。確かにイメージにぴったり)。中国で販売されてる4Dパズルだそうです。
恐らくですが、完成品トイの模型を未塗装で4Dパズルという形態で販売してるんじゃないかなあ。最新のバッキバキなハイディテールのプラモデルとはまた違う方向性で「ザ★プラモデル」みたいな印象。
パーツ数は少ないので組み立ては本当30分あれば組み上がっちゃうぞ! しかも接着剤不要のスナップフィット仕様なので、ニッパーでゲートをカットするだけでガシガシ組み立てて行けます。先程触れたハッチパーツを組み込むのがちょっと面倒なぐらいだねー。クリアパーツも付属してるので本当にフツーにプラモデルを組んでる感じ。
感覚的には1/48のレシプロ戦闘機とかのサイズ感と同じだけど、翼の位置が高い機体のお陰で持った時のフィット感がなんかこう、いいね! ゴワーって飛ばして楽しめるのであります。
キットにはデカールは入ってないので、これをベースに塗装して仕上げようって人は、アフターパーツメーカーからちょこちょことデカールも販売されているので、そこらからチョイスすれば良いと思います。これだけ組みやすくてすぐコレクションできる模型だから、個人的にはシールぐらい入ってたらもっと嬉しいのになあ〜と思いました。でも、1日でさくっといい感じのハーキュリーズが完成するプラモとしてはとても良いキットだと思うので、ぜひみなさんも作ってください! それでは〜。
1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。