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毎月100円で買えるモチベーション/タミヤニュースはプラモを手に取りたくなる理由でいっぱい!

 表紙デザインの格好良さとその安さに惹かれ、初めてタミヤニュースを手にしたらとても気に入ってしまいました。何よりも良いなと思ったのは記事を読むとプラモデルを作るモチベーションが高まること。これが毎月発行されていて100円で買えるとか凄すぎる。

 内容は新製品の紹介だけではなく、私達の知識を高めてくれるプラモデルとなった実物の取材記事、各地にいる模型ファンへのインタビューなどがあり、読むことでプラモデルを手に取りたくなる情報が溢れています。

 数年前に初めてスケールモデルを作ってみた私にとって、飛行機や自動車は知らないことばかり。買ったプラモデルの説明書や箱絵で実機の説明を一通り入手しても、もう少し知りたいと思ったときに何を調べるかは悩むところ。

 タミヤニュースの記事にはプラモデルの本物について、たくさんのエピソードが紹介されておりそのどれも濃い内容を持っている。戦闘機に戦車、戦艦といった普段目にすることができない機械に対しては、世界各地の本物へ足を運び取材する力の入れよう。紹介される写真と文章には、目の前の本物が過ごした歴史や現在の様子が掲載しており、「へえそうなんだ!」と驚かされることが多くすごく面白い。

 タミヤニュースには連載記事がいくつかありますが、私がいまいちばん好きなのは藤森篤さんの「第二次大戦機の真相と深層」。毎回1つの戦闘機を紹介する連載では、取材対象がどんな特徴を持っていて、どんな運用が行われていたかを詳しく解説してくれています。

 私はこれまで戦闘機というと機体の大きさや速さ、装備の数といった「機体そのもの」に関わる要素だけを見ていましたが、藤森さんの連載を読み、パイロットや生産者などの機体に携わる人、その機体が活躍する場面の情報も、機体の一部として捉えるようになりました。これから戦闘機のプラモデルを手にするときは、これまでよりもイメージを大きく膨らませて楽しむことができそうです。

 タミヤニュースは記事の内容がとても濃いのに、お菓子や飲み物を片手に読むことができるお手軽さもその魅力です。模型店でプラモデルを買うとき一緒に手にとり、普段から楽しくプラモデルを作るモチベーションを上げていきましょう!

 私は立ち寄った秋葉原のヨドバシカメラで見つけた数冊をまとめて買いましたが、タミヤのWebサイトから注文すればバックナンバーの購入や定期購読もできますよ。

いたふ
いたふ

1984年生まれのエンジニア。プラモデルは家族が寝てから製作開始の社会人モデラー。

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