

サンタさんを乗っけてヨーロッパもアジアもアフリカも世界中を駆けまわり、夢とプレゼントを届ける乗り物ってなーんだ?
そう、M4A1シャーマンですね。
今日は季節感のあるプラモデル、モンモデルさんのM4A1シャーマン クリスマスverを組んで行きましょう。
シリーズとしてはワールドウォートゥーンシリーズ。デフォルメされた丸っこい車体が大変可愛らしいシリーズです。
サンタと戦車の歴史は古く、サンタが戦車に乗って移動することを戦車の上に歩兵を乗せて移動する戦術、タンクデサントをもじりタンク・デ・サンタと呼ばれ親しまれてきました(きてない)。
プラモデルの設計で言われていることが「実物をそのまま縮小するとかっこよくならないので、設計の際にデフォルメを加えている」ということ。いわゆるスケールモデル、というくくりであっても実物を縮めたそのままではなく、人の目が見上げた何かを手のひら大の大きさにした時に、感じた雰囲気そのままを再現するという設計こそ、プラモデルメーカーさん各社が研鑽していることであり、世界各地でおんなじ飛行機のプラモデルを作っている面白さなのかなとも思っています。そしてデフォルメは強ければ強いほど、そのものの持つかっこよさをストレートにぶつけて来てくれるものだと感じます。

シャーマンのかっこよさと言えばまずはこのサスペンション。転輪を減らしてもこのサスペンションはがっつり表現してやろうという気組が感じられます。あと横から見たときの後ろ下がりの車台と、その上に載っているこんもりとした砲塔の対比。ここが好きです。このシャーマンもこんもり感が誇張されていてかっこよいです。


デカールもいい雰囲気です。シャーマンと言えば星、星と言えばクリスマスですからね。
そして言うまでもなくサンタ。やっぱりクリスマスと言えばサンタ。サンタと言えばシャーマンですからね。皆さま当然ご存知だと思いますが、シャーマンに乗ってるサンタから着想を得てビックリマンのシャーマンカーンはデザインされたと言われていますからね。(嘘)

さて組み上げていきましょう。デフォルメとは取捨選択です。何を捨てて何を誇張するか。このシャーマンも必要だと思われるところはしっかりと別パーツにして再現しています。フックやスコップなど、こういうパーツがしっかりしていると情報量が違います。スナップフィットでさくっと完成……とは言え、接着剤使うところは使っちゃった方が楽ですね。転輪が少ないと戦車プラモは一気に簡単になる気がします。

このバランス感もいいですね。転輪の数を減らす代わりに大きさを維持することでのバランス。戦車とは砲塔なのか、足回りなのか。いや、どっちもかっこいい。という作り手の声が聞こえてくるようです。やー、そして色がいい。白い履帯は実にいいですね。シャーマンと言えばクリスマスカラーですもんね。塗装でちょっと色を足してみるときもこの履帯は生かしていきたいです。
さて、いろいろ書いてきましたけど、じつはシャーマンとサンタって別に関係ないんですよ。アニメのキャラクターだって原作とは関係ないバニーガールのフィギュア発売されるでしょう?あれとおんなじでサンタが何に乗ったっていいじゃないですか。
プラモデルをかっこいいと思う事とは設計士のデフォルメ、ファンタジーを受け入れるということです。たまにはこんな荒唐無稽なファンタジーを受け入れて、戦車でやって来るような馬鹿でいることも、良きものですね。