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艦船模型のいまさら聞けないに答えまくってくれるガイドブック/「ウォーターラインガイドブック《日本連合艦隊編》改訂版」

▲990円!! 1000円でお釣りが来る価格で艦船模型のさまざまな楽しみを教えてくれるアニキ的ガイドブックです

 模型の作り方もテキストで載っていますが、何よりも「1/700スケール ウォーターライン」はこう楽しもうぜ!! と背中を押しまくってくる本があります。それが今回ご紹介する「ウォーターラインガイドブック《日本連合艦隊編》改訂版」です。静岡模型教材協同組合から発売されている、謂わばオフィシャルガイドブックになります。何度も読み返したくなる本なんですよ。

▲誰がどんな基準で名前をつけているんだろう? そう言ったポンと頭に浮かぶ疑問への回答がめちゃくちゃ載っています

 艦船模型って元のスケールがすごすぎるせいもあってか、どこからどう触ればいいのか? どう遊んだらいいのか? 作り出したけど、この船ってどんな役目を担っているの? などなどたくさんの「?」が浮かんでくると思います。そう言った想定されるであろう疑問に対しての答えが、かなりこの本には載っています。しかもQ&A形式とかではなく、淡々と語られるのです。さもこの本を作った人達が、かつて通ってきた道を教えてくれるように……。ページをめくるたびにアニキ……ってなります。

▲作り方のページのほとんどはテキスト。イマジンです。しかしこの中にある「未経験の分野に対する気おくれ」という言葉は刺さりすぎました。作ったことのないプラモの世界に飛び込む時はみんな一緒なんだぜ!!
▲艦船模型のパーツの見方を教えてくれます。小さなパーツには意味があり、それをさらにどう手を加えるといい感じになるのか? そのイメージを僕らに与えてくれます
▲情景を作りたい! って人のためにも、船の種類によって波の形が異なるんだぜ〜ってことまで教えてくれます。マジでアニキ
▲自由だ!!! 艦船模型もバンバン妄想入れて作ろうぜって後押しもあります
▲俺の買ったプラモはどんなことしてたやつなんだい!? ってことはこのページで分かります。優しい文章で端的に解説されているので、とっても分かりやすいです。

この本と同じフォーマットで、艦船模型のマクロの目を養うことができる「軍艦雑記帳」という本もありそちらもすごいのでおすすめです。僕はこの本の広く浅く(ページによっては深い場所もあったり……)艦船模型を知って、どんどんプラモの海へと出ていこうというスタンスが本当に好きで、艦船模型を作る時にそばに置いておくことが多いです。手元にあったものがボロボロになってしまったので、先日行ったタミヤフェアの時に新調したのですが、やっぱり何度読んでも良い本です。990円でいまさら聞けないことを知ることができるので、艦船模型が楽しくなること間違いなし。僕も気後れしなくなったと思うな。それじゃまたね〜〜。

<a href="/author/fumiteshi/">フミテシ</a>/nippper.com 副編集長
フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。

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