本を信じてプラモ作りがうまくなる!/『アーマーモデリング』2022年11月号、ヨシオカ・クレオス・ミグのウェザリング。

 絵がうまくなりたいなぁと思っていたときに、参考になりそうな動画を見ていたら「絵を描くときに習っていない髪や顔を描こうとしていないか?」といわれて、びっくりしたことがある。確かに習っていない。というか、そもそも絵についてしっかりと習ったことはないのではないだろうか。そんなことを思いながら、動画で勧められていた「脳の右側で描け」という本を買った。

 この本はなぜうまく描けないのか、下手だと思い恥ずかしくなって絵を描くことをやめてしまうのかを序盤に懇切丁寧に書いている。それを読んですっかり納得してしまった私は、そのまま本の通りに最後まで駆け抜けて、絵の勉強をした。

 ウェザリングに関しても同じだと思った。「使うかも」と思って買った道具はうまく使えなくて、塗料の棚の隅っこにおいてある。たまに使ってみようかなと思っても、せっかく出来上がったプラモデルが意図しない形で汚くなってしまい、台無しになったらどうしようと思って使えない。そこで、『アーマーモデリング2022年11月号 ヨシオカ・クレオス・ミグのウェザリング』号である。

 特集をひと通り読んで、特に魅力的に感じたフィルタリキッドの使い方のページをしっかりと読み込んだ。絵の勉強と同じで、とにかくこの通りにやってみたら、うまくいくんじゃないか。

 タミヤの1/48の三号突撃砲B型がちょうど手元にあって塗装している途中だったので、書かれているとおりにフィルタリキッドのシェードブルーで影を描いていく。いつもとぜんぜん違う仕上がりになる予感が直ちに訪れた。なにせ、青がきれいなのだ。というか、こういう様々な色が全体に深みを与えながらも汚くなりすぎない仕上がりって、ずっと作りたかったヤツだ……。

 念願の仕上がりの戦車が出来上がったので、気分が良くなってドイツ歩兵セットの座り込んでいる男性も仕上げて乗せてみるとこれがもう本当に良い。今回は、フィルタリキッドのシェードブルーとグランドブラウンを使うところだけ真似してみた。それ以外の色を使ったらもっと良い仕上がりになるのかもしれない。言われたとおりの作業を行うだけで「うまくなったな、俺!」と思えて、最高の時間だった。他の本でも同じようなことが起きると思うと、楽しみだ。

<a href="/author/crisci4mens/">クリスチ</a>
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。