活躍した姿がわかるプラモはありがたい。タミヤ M4A3 シャーマン 105mm砲搭載 突撃支援 レビュー。

 タミヤの1/35 M4A3 シャーマン 105mm砲搭載 突撃支援のいいところって「突撃支援」という言葉が製品に入っているところだと思う。

 戦車のプラモデルはたくさんあって、いろいろな国の戦車がたくさん作れる。私も作っているうちに、戦車の形や兵士の制服でどこの国のいつ頃の戦車なのかが分かるようになってきた。ただ、どのように活躍したのかは実際にはあまりわかっていない。もともと歴史に疎いところもあるから、ピンとこない部分が多かったというのもある。その点「突撃支援」と書いてあると、文字通りの活躍をしたことがすぐに分かるのが嬉しい。

 特に、支援を受ける側である歩兵の服装が面白い。マッキーノコートを着ている姿なんかは特に良いなと思った。こういうミドル丈のコートは実際に着てみると動きやすさと暖かさのバランスが絶妙なので、駆け出しているポーズとの相性がいいと思う。

 それに、4人の兵士はどれも上着が違うのだ。もうひとりの駆け出している男性はM1943戦闘服、周囲を見渡す歩兵はロング丈のオーバーコート、戦車兵はタンカースジャケット。それぞれの服装を見比べるのも面白い。上着の中は何を着ているのだろうかなんて想像もしたくなる。今の日本の冬だって、もこもこした厚手のダウンにインナーは薄手の長袖Tシャツの人もいれば、それほど厚い生地ではないコートに中は厚手のセーターなんていう人もいる。特に歩兵である3人からは、服装による温度調節の好みを考えるのが楽しかった。

 歩兵3人の突撃を支援する戦車が舞台装置としてしっかりと機能しているのが更に楽しい。しかも、パーツ数のせいなのか、M4A3シャーマン戦車がシンプルな作りをしているのか結構早く出来上がるので最後まで楽しく作ることができた。

 説明書には12月のアルデンヌに配備された姿として、白い冬季迷彩の塗装図がある。塗らなくてもかっこいい姿をしているのでしばらくはこのまま飾っておいて、冬の寒さが身にしみる時期になったら塗装にチャレンジしたい。冬の姿をしたシャーマン戦車が、歩兵が寒いところにいる様子をしっかりと描き出してくれる気がするからだ。そうすれば「これは冬に突撃支援を行っているプラモデル」ということが、はっきりと分かるだろう。

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クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。