フォトコンテストが開催されます。いまからどんな感じに作るのか妄想しときましょう。そしてアイテムゲットの予約はもう始まっている!……ということで、海洋堂の『志摩リンとバイクセット』です。スケールは1/24。世の中的には「カーモデルでよく見る縮尺」だけど、まあこういうのは好きに作って好きに並べるのがいいよホント。
>ARTPLA ゆるキャン△ 志摩リンとバイクセット(22年11月発売)
透明な袋に説明書やデカールと一緒に入っているランナーは1枚。肌色のパーツがズラッと並んでいて、これを組み立てると志摩リンとバイクと荷物が出来上がるよ、というプラモです。
バイクはどう見てもヤマハのビーノをモチーフにしたもの。劇中の色を再現できるようにパーツは塗ってから組み立てられるように分割されています。ちなみに同スケールの『タミヤ キャンパスフレンズセット2』に入っていたスクーターと比べるとちょっと小さいらしい。アニメ体型の女の子にちょこっと腰掛けたポーズを取らせると、コレくらいがちょうどイイんじゃ〜と海洋堂スタッフが言っていました。なるほどデフォルメ。
1/24となると人間の身長はだいたい7cm前後でしょうかね。そうなると顔は小指の先よりなお小さい。ここに目や口を描くのは結構難しい。塗れちゃう人は拡大鏡でも顕微鏡でも使って描いてしまうのですが、キットにはデカールが入っているのでそれを貼ればOKっぽい……。
と思ったら、デカールの袋の横にプリント済みフェイスパーツが入ってるじゃないっすか!これはありがたいね…….。マクロレンズでめっちゃ拡大していますが、これ小指の先より小さい顔なんですよ(大事なことなので2回言いました)。
塗装はお好み。劇中のとおりに塗りたければこのカラーレシピで塗ろうね……という指示が入ってますが、これはおそらく説明書のデザイナー古賀学氏のグラフィカルなお遊びだと思うんだよな!だって茶色作るのに赤と黄色と黒混ぜなくない!?これは色んなカラーの四角と番号が並んでいるとおもろい、という感覚をハックするためのデザインですよね絶対。挑発的だなぁもう。
みなさんは模型店でこの紙を見ながら「そのまま使えそうじゃん!」という塗料を探すといいですね。茶色にもいろいろあるんだなとか、ビーノの青緑ってこのキャラクターの色に似てるな……とか、色についてのいろんな気付きがあるはずです。もちろん、自分の好きな色にしてもいいんです。なぜならこれはあなたのプラモデルだから!
>ARTPLA ゆるキャン△ 志摩リンとバイクセット(22年11月発売)
模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。