花壇にプラモデルを飾るなら、完璧なバリアを施してみんなハッピーに!

 下駄箱の上に、リビングの一角に、トイレの片隅に、窓枠の上に、洗面台の端っこに。できる事ならば大好きなプラモを飾りたい。ただしそういう場所は家族の共同主権地域。妻子お気に入りのシンプルなインテリアの中に泥で汚れたスコープドッグを飾る稟議は通らないのです。そういう定めとあらば、心をきめて自室にそっとしておくことになるのです。

 とは言え、素直に諦めたくもありません。私は自分の日常にプラモをひとつまみ入れたいのです。中が難しければ外です。庭の植物にまぎれさせるのはどうでしょう。植物にフィギュアを組み合わせているのは寄せ植えの本などでもよく見ます。サボテンや多肉植物と小さいフィギュアの取り合わせはスケール感も面白いしかわいらしい。プラモデルでもきっと行けるはずです。

 早速プラモデルの棚から主役を選びます。よし、タミヤの恐竜シリーズ、君に決めた。nippperにも沢山の記事があるシリーズです。500円ちょっとで買えるお手頃ジュラシック。
 恐竜のプラモデルは塗装が悩ましく、そしてとても面白い。何しろ実物を見たことがある人がいないのですから。マルコム博士もこう言っています。「生命は道を見つける」と。きっと我が家の花壇で生きる事になった恐竜はそれにふさわしい色に進化することでしょう。
 というわけで恐れずに鮮やかな紫色をぶしゅぅと。あとはそれっぽくピンクを足して、目をクリクリにしてあげて完成。かわいい。

 さて、植物の近くに置くわけで、溶剤やらなんやらが悪さして花壇を枯らすと大変です。我が家に氷河期が訪れてしまいます。エクステリア用で使っている防水ニスを塗ってしまいましょう。パジコの「スーパーエクステリアバーニッシュ(マット)」です。植木鉢や紙粘土に塗ったりして庭を彩るときに使っています。油性ペンやアクリル絵の具の上から塗っても大丈夫、とメーカーでも表記されているので安心。プラモデルに……とは想定されてないのでしょうけどやってみればいいんですよ。勢い重視で。

 マットとは言え複数回塗ると結構テカテカしてくるのがちょっと残念ですが、防水性が何より大切です。我が家に花壇全滅という隕石を落とすわけにはいきません。ブルース・ウィリスになった気持ちで作業を進めます。ぺたりぺたりと筆で塗ります。水性のアクリルニスなので適宜水で薄めて使います。複数回塗り重ねる事で防水効果が上がりますので3回ほど重ね塗りを行います。

 エアロスミスをBGMに完成。しっかり乾燥させたら花壇にこっそり置いてきます。
 いい。いいですね。家を出るたびに味わえるプラモデル。今までの花壇があっという間に別の世界に。これはまさに新時代の幕開けです。ようこそジュラシックワールドへ。外がプラモのキャンバスになるなんて最高じゃないですか。

いち
いち

16の頃に別れたプラモデルと36で再会した82年生まれ。