先日nippperのコマツG40の記事を読んで、こんな味のある機械のプラモがあるのか! って一目惚れして衝動買いしちゃったんですよね。
組んでみると、完全に予備知識ゼロで完成形が予想できないのが楽しいです。工程3くらいまでマジで上下左右すらわかりませんでした。説明書に操られるままパーツを貼ります。出来たものを眺めてるとレトロで機能的でほんといい形をしてて、古い工作機械とか納屋で朽ちかけてる農具とかを彷彿とさせます。そこから連想してサビっサビにしたい欲が湧いてきました……塗ってみようぜ!
とりあえず影色を黒く塗りました。事前に奥まった所を潰しておくことで後工程を楽にするすごい技です。金属っぽいとカッコ良く見えそうな所には、焼鉄色も適当に吹きます。隠し味ですね~。
黒が乾燥したらガイアのナチュナルブラウンを砂吹きします。砂吹きと言うのは、エアブラシで吹く塗料の濃度をわざと濃くして、塗膜をザラザラにする吹き方です。こうするとナチュラルブラウンの色味と相まって、錆が噴き出たようなテクスチャが生まれます。まじで、めっちゃサビになりました。サビを塗るならナチャラルブラウン。超オススメです。
そしてこの上から、塗られていたであろう色を上塗りします。劣化したペンキをイメージして、油彩の黄色をボロい筆で叩きつけて塗り込んでいきました。黄色なのはキットに付属していた冊子で、戦後オーストラリアの農場で黄色く塗られて使われていたと書いてあったからです。
最後にウォッシングする前に、厚めにつや消しクリアーを吹いて保護。これで上塗りした油彩もウェザリング時に溶けることはありません。GSIクレオスのウェザリングカラーから、ステインブラウンとラストオレンジで汚して完成です!!!
気の向くままガシガシと楽しく塗っていたら、こんなにかっこいい雰囲気にすることができました!! こんな風に広い範囲を錆びさせたい時、サビた塊を速攻で生み出したい時に、ガイアのナチャラルブラウンを砂吹きするのは超オススメです。お手軽に出来るのでぜひやってみてくださいね! それでは!!