最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

花金だ!仕事帰りに買うプラモ。角翼の零戦に恋をする/ファインモールド 1/72 零戦三二型

 週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はファインモールド「1/72 零戦シリーズ」の新たな仲間「帝国海軍 零式艦上戦闘機三二型」をご紹介します。

 ファインモールドの1/72スケール零戦は、ディテールや形状だけでなく「成型色(プラスチックの色)」にもこだわっているのが特徴です。塗装をしなくても、組むだけで各部が色分けされるので、初めて零戦を作る人にも高い満足度が得られます。しかもしっかりと「ニッパー」や「接着剤」といった模型工具は使用するので、このキットから入れば、多くの模型と仲良くなれる窓があなたの前に開けるのです。

 本キットは零戦のメインカラーの一つであるグレー系の「明灰白色」をイメージしたものとなっています。そのため通常の飛行機模型に使われるようなグレーとは異なっているのも魅力です。

 零戦にはいくつかバリエーションがあるのですが、その中でも異質なスタイルで「ちょっと変化球な零戦を作りたい」という方にもぴったりなのが、この三二型です。シルエットにおける最大の特徴が、「主翼端を角形に50㎝切り詰めた新しい翼」です。この変更によって、実戦投入直後には連合軍から“新型機”と誤認されるほどでした。

 ファインモールドの三二型の翼は、近寄ってみるととってもグラマラス。角形に切り詰められた三二型の翼の絶妙な丸みも美しく表現されています。

 三二型はエンジンをそれまでの「栄一二型」から2速過給機付きの「栄二一型」へと換装しているのも特徴です。これによりカウリング形状が一新されています。キットではエンジンカウルをスライド金型による1発成型で表現。カウルフラップは、開閉をお好みで選択できます。僕は今回は開状態で作りました。

 1/72スケールとは思えないほど、「内側」にも情熱が詰め込まれています。超精密に再現されたエンジン、そして機体外装とは異なる成型色で構成されたコクピットパーツ。組み立てていく途中で、「このキット、見えなくなる場所にまで本気だ……」と唸らされる瞬間が何度も訪れます。

 特にコクピットは色が違うだけで、いつもより組むのが楽しくなります。パーツを貼るたびに色と刻まれたディテールにより、目の前の模型の情報量がどんどん増していきます。

 胴体と主翼の組み合わせはまさにシンデレラフィット! 流し込み接着剤をスッと流すだけで、バチピタで接着されます。

 およそ1時間半で完成!! 運動性を向上を目的に改良が加えられた特異なシルエットを持つ「零戦三二型」が、あなたのコレクションに気軽に加わってくれますよ。

 スイスイ組めるので、ぜひ同社の他の零戦も一緒にコレクションしてください。五二型の緑の成型色もとてもかっこいいので、オススメです。今週はぜひファインモールドの「1/72 零戦」シリーズを楽しんでください。それでは。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

関連記事