最初に組むのはジェットエンジン!?/レベル ミラージュIII

 輸入キットの存在を知った中学生の頃、よく行く模型店でベテランモデラ―さんが「レベルのキットの味わい」について語っておられるのを聞きました。当時は本家アメリカ以外にもイギリスやブラジルのレベルもあったりと複雑怪奇。お値段も高めで手が出ませんでした。
 昨今1/72の飛行機キットを精力的に発売し、模型店の棚に青い……あるいは黒いキャラメル箱の一角を形成するレベルはドイツレベルのキットたち。機種によっては日本が誇るハセガワのパーツが入っているものもありますが、その場合でも、デカールが本家と違うものがセットされていて、やっぱり欲しくなる。他メーカーによって世に放たれた、マニアの間で「伝説」と呼ばれるようなキットが今ではレベルの黒い箱に入ってることもあって、本当に気になる存在です。

 今回ホル塩は古い箱に入ったレベルの1/72ミラージュⅢ戦闘機を開封してみました。その後ドイツレベルブランドからリリースされたので、どこかの模型店で青い箱に入って誰かのお迎えを待っているかも……。
 で、説明書を見て驚きました、まず最初にコックピットではなく、「エンジンを組め」との指示。そのエンジン、完成後も取り外しできるとのことなんですけど、それがどう説明書を見ても怪しいのですよね……。なのに凝った部品たち、いやあ、じつに面白い。
 「飛行機好きな社員が就業時間とか関係なく好きな時に好きなように描いたんだろうな」と思わせるヒトの温もりを感じる説明書を眺めているうちに、「たとえ見えなくなるとしても、ちゃんと塗ってあげよう」と、今回はシタデルカラーのペイントガイド動画が推奨するやり方で塗ってみました。

 アクリジョンベースグレーを下地に、その上からシタデルベースの「アイアンハンズスティール」で全体をメタリックにしてしまいます。それが乾燥したのを確認したら、シタデルシェイドの「ナルンオイル」や「アグラックスアースシェイド」などを塗り広げます。
 シェイドを乾燥させたら、締めにシタデルドライの「ネクロムコンパウンド」でエッジ部分を中心にドライブラシしてまた輝きを取り戻してあげる。この間わずか小一時間、あっははは、マジ楽しい。溶剤系の塗料と違って、下の塗料を溶かしてしまう心配がないので、ドライブラシが上手になった気がします。
 せっかくこんなに楽しく塗ったエンジンなので、取り外しできるように頑張ってみるかな。

<meta charset="utf-8">ホル塩(ほるしお)
ホル塩(ほるしお)

宇宙戦艦ヤマト劇場版を小学校1年生で、ガンダムを2年生で、マクロスを5年生で体験した世代。以前は雑食でしたが、四半世紀にわたるブランクが明けてからは1/72の「第二次大戦以降/ステルス機以前」の航空機を作っています。リビングの隅っこでやってるので、基本水性塗料の筆塗りしかできないですが、それでもじゅうぶん幸せです。