

あなたのプラモレベルは?と聞かれたとて答えるのは難しいでしょうが、世の中にはたまに自分からレベルを教えてくれるプラモデルもいます。……というわけで、ハセガワさんのメカトロシリーズです。
小林和史氏の産み出したオリジナルロボットがメカトロさんたち。ウィーゴが商品展開も豊富で有名かもしれませんが他にも色々なロボがプラモデルになっています。メカトロメイト、メカトロチャンク、メカトロチューブ──。
本日作るのはメカトロチャンクの「グレイッシュミント+サポートガール」ですが、どのメカトロの説明書を見てもこんな感じでレベルが載っています。レベル1のメイトは娘氏が幼稚園の時に1人で組み立てました。レベル2のウィーゴは娘氏と妻氏が協力して。それではレベル3のチャンクの登場です。レベル3ともなればかなり濃いめの相手と言えるでしょうか。

箱の中身は6色のランナー。絶妙な配色。この色彩感覚もメカトロシリーズの楽しみと言って良いでしょう。さて、こうやってレベルを教えてくれる丁寧さは説明書にも表れています。ニッパーで2度切りすればパーツを綺麗に切り離せますよ。デカールはシールと違うけどこうやれば綺麗に貼れますよ。このプラモは接着剤のいらないスナップフィットですが、接着剤使うともっと丈夫に仕上がりますよ──。



特に最後が痺れます。スナップフィットに接着剤を使ってもいい。これは知っている人にはまさにどうってことのない話でしょうが、今までスナップフィットしか作ってきてなかった人には福音ではありませんか。接着剤を使っても良い。スナップフィットは接着剤がなくても出来るキットであって、接着剤を使ってはいけないキットではない。「丈夫」にしたいなら接着剤を使う。ガシガシ遊べ!という思いが聞こえてくるような名文です。

「接着剤使ってもいいって書いてあるとか、スナップフィットに頼ると組みにくいということに対する言い訳では?」などという私の小汚い予想はあっさりと裏切られます。じつに組み立てやすい。接着剤なんていらないじゃないですか。細かいパーツもありますがポロポロ落ちるほどでもない。
6色の組み合わせがとても巧みでそれぞれが外れにくくなるように組み合わさっているのが効いています。娘氏も工程の多さに少し飽きながらも協力してくれて完成。

お友達ロボットのメイトくんと子供用ロボのウィーゴくん、そして大人用ロボのチャンク。スケールが統一されているので大きさの違いも味わえます。

そう、スケール。1/35なのです。メカトロシリーズをレベル3までこなすことで1/35のスケール感が味わえる。レベル3のあとはもうどこまでも広がる1/35の世界が呼んでいるという風なプラモガイドマップになっていると感じました。初めてのプラモにレベル1のメカトロメイトから走り出すメカトロプラモロード、これは案内がとても丁寧でおすすめですよ。