オレにもできる!ミニ四駆PROのステッカーがスゴすぎてカーモデルが完成した件。

 GRスープラのミニ四駆の箱をあけて「シールか… シールを貼りきっても、足りないトコロがあるんだろうなぁ」とキットを手にしたのですが、思っていたのと違うッ!と、なったのです。もちろん良い意味で。なので思わず原稿を起こしています。

 今回はまず、タミヤのミニ四駆PROのステッカーが凄かったッ!という話をさせてください。そう、ミニ四駆(無印)ではなく、ミニ四駆PROの話です。このミニ四駆PROに入っているのは「プラモの完成を補助するステッカー」ではなく「プラモを完成に至らせる専用ステッカー(ホイルシール)」だったのです。

 完成させたミニ四駆PROのGRスープラです。箱に入っているものだけで、カッコ良いカープラモが完成しました。あのギラギラした専用ステッカーは、プラモデルを完成させるための重要パーツだったのです。

 ガラス面にピラーにヘッドライト、そしてドアハンドルなどの小物も、この専用ステッカーで全て仕上がります。ギラギラしているだけではなく、鮮やかなボディ成型色に馴染むように色合わせされた箇所もあります。そして、このステッカー、曲面に貼っていってもそれなりに馴染んでいき、シワもほとんど気にならない程度で済みました。

 プラモデルの完成。組み立てる、組み立てない。色を塗る、色を塗らない。色を塗るならどこまでを再現するのか、むしろ再現しないのか。楽しみ方は人によって異なります。今回のこのミニ四駆PROは「ひとつの完成のあり方」がカジュアルに示されていると感じました。「このステッカー、全部貼りきったら凄くクルマらしくなるよ〜」と。

 なにせこのカープラモを完成させた後、私、気がついちゃったのです。重大な事に。そう、そもそもパッケージの完成写真が専用ステッカーで仕上げられていたのです!

 多くのプラモデルはイラストやCGでの完成イメージだったり、世界観の提示よって我々を誘ってくれるものですが、このキットのパッケージ写真は「箱に入っているモノで写真のように完成します」と事務的に示しています。それは同時に「キミにもできるッ! この様にカッコ良くできるッ!」という強いメッセージとも言えるのです。うおーッ! オレにもできるぞーッ!!

 そう、タミヤのミニ四駆シリーズは「子供も大人も誰でも作れるカーモデル」という側面も持っています。「1/32のスケールモデル」としても楽しめるように造形されてきたミニ四駆。そのコンセプトを昇華させたのがこのスープラなのでは?と、想像をふくらませたのでした。

 さて、今回はもうひとつ話をします。このミニ四駆PRO GRスープラを手にしたきっかけを。GW連休がはじまり、各種イベントが開催されるなか「ミニ四駆フリー走行会&工作体験ワークショップ」が私の町にもやってきたので、息子(5)と参加してきました。その現場にて息子が「この赤いクルマがカッコ良い!」と選んだのがこのキットだったのです。そう、あのパッケージ写真を見て。

 工作体験ワークショップは参加費に対してミニ四駆1台と、その組み立てサポートを提供するという内容。工作する机にはニッパー、ドライバー、オイルペン(高品質な筆ペン容器に化学合成油PAOを入れた、ミニ四駆専用のメンテナンスツール)と3つのツールが用意されており、それに合わせて「困ったことあったら声かけくださいね」くらいのカジュアルなサポートが。そしてこのイベントでは、完成させたミニ四駆をさっそく専用サーキットで走らせる事ができるのです。そう、ミニ四駆が持ちうる「作る楽しさ」と「遊ぶ楽しさ」というコンテンツ力を100%体験させてくれるのです。

 このイベントに参加していたのが初体験や既存ファンのファミリー層だけではなく、成人の方が単身「子供の頃にミニ四駆をつくった事あるぐらいで……」という感じで、ミニ四駆の今を体験すべく参加していました。プラモデルという文化を外に広める機会にもなる、遠心力のあるイベントだったという。素晴らしい……。100%敬意しかありません。

 求心力と、遠心力……。おっと、話が長くなりそうなので今日はここまで。それでは以上、ミニ四駆PROシリーズと、そのステッカーにいちどは触れてほしいと強く思う次第。 エンジョイPROッ!

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ダテツヨシ

「つくる」をテーマに、世間話をしています。