TVアニメ第2シーズンもスイ~っと発進した『境界戦機』アニキ。このアニキアニメは、主役機以外にも各陣営の量産機がどんどん立体化されてくるというワクワクコンテンツです。そんな中で、模型店でひと際気になるメカに出会いました。「ジョーハウンド」全身カクカクした飾りっ気の無い量産機です。このようなメカまでプラモで楽しめるなんて……。劇中でもレジスタンスに鹵獲されて使用されていたりするので、モデラーはフリーダムにこのジョーハウンドを遊べます。オレハウンドやり放題です。
いきなりですが、劇中では派手なアクションが無いジョーハウンドも、バンダイのプラモになると全身バキバキに動きます。そして、各関節の軸位置がスライドしたりして素立ちとプロポーションが変わるので、ずんぐりと立っていたジョーハウンドが、ポーズを付けた瞬間スタイリッシュになるという現象も味わえます。
このリングがジョーハウンドです。これによって、股関節の可動範囲が超広くなります。またプロポーションを変える要因にもなります。
▲どんなポーズも取れます。強そうです
ジョーハウンドにも、昨今のバンダイプラモの「内側の色を外側にちら見せさせて情報量を増す」方法を各所で見ることができます。これが顕著なのが、肩パーツです。
同じようなパーツがすんごい沢山あって、「まさに量産機を作ってるぜ!」って感じを味わえるジョーハウンド。僕はこの成型色が気に入ったので、これを活かした塗装にチャレンジしてみます。主役メカとは違ったワクワクがこんなにプラモ化されるアニメ作品は、近年なかったでしょうし、YouTubeなどで気軽に追っかけられる環境が整っているので、ぜひ境界戦機プラモをこの機会に楽しんでください!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)