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敵の量産機も本気で送り出すウェーブ「1/72 機甲界ガリアン」シリーズ最新作をオープンザボックス!/1/72 プロマキス

 とある城。かたずを飲んで見守る人々。赤ちゃんの鳴き声、松明の数で男子の誕生を知る……。ガリアンのはじまりは、主人公ジョジョが生まれるところからスタートします。「あれ、私ロボットアニメ見てるんだよね……」という不思議な感覚。喜ぶ人々のシーンを、いきなり打ち砕くのがこの人馬兵プロマキス。ふくらはぎの穴からバックファイアを吹きながら、やすやすと城壁を乗り越え、迎撃の投石機などものともしない……。

 この衝撃の展開もさることながら、この人馬兵の凄まじいデザイン。敵のロボットとしては異例の4本脚、ケンタウロス的な姿、普通のロボットアニメとはひと味もふた味も違う姿です。これが敵の量産機としてあらわれるし、主人公側の部隊は大型の弩弓バリスタか投石機しかないのでボコボコにされるし、ガリアンのスタートはプロマキスが文字通り蹂躙していくのです。

 1984年はリアルロボットアニメの熟した時代で、こういったファンタジー×ロボットという濃厚なものも展開されていきます。当時はタカラがプラモデルを展開し、主要なメカはすべて立体化するという恵まれた環境でした。それから40年、WAVEがガリアンシリーズを展開。主役のガリアンだけではなく、続けてプロマキスも立体化しました。主役だけでなく、敵の量産機まで……!? ガリアンファンとしてはとてつもないサプライズがやってきたのでした。

 キットはスナップフィットで、接着剤は不要となっています。脚が4本もあって、なおかつ外側にふわっと出た帯状のパーツもあるので、かなりパーツは多く感じますが、合いもよく、組み立てはスラスラ進むでしょう。

 同じランナーが2枚という部分もかなりあって、その中身もこんな感じでかなりぎゅうぎゅうしています。

 クリアーパーツもあるのですが、右がカメラアイなのはわかります。左のパーツは何かな、と思ったら胸のくぼみに裏からはめるパーツで、ここをクリアーにするのは珍しいというか……しかし、これ組んでみるとすごいんです。おたのしみに。

 また色分けに対するこだわりがすごい。肩のアーマーでは、内側に青いパーツがはまって設定の色分けを再現します。

 逆に脚の基部を守るアーマーでは、フチを青くするために真ん中にグレーのパーツをはめます。こういうこだわりを実現したうえで、曲面同士がピッタリはまるのが現代のキット。

 キャラクターモデルは進化して、ガリアンどころかプロマキスまでプラモデルになってしまった……。WAVEは装甲騎兵ボトムズでもじわりと各種ロボットをプラモデル化してきたメーカーだけに、さすがプロマキスも立体化してしまった……。感謝と感慨に咽びながら、まずはランナーで乾杯ですね。

けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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