花金だ!仕事帰りに買うプラモ。新デザインメカの組み味を「境界戦機 メイレスビャクチ」で堪能だ!

▲ニッパー1本で『境界戦機』の世界へGO!!!!
▲お! 銃のストックが前腕に収まって、しっかり銃を固定できるようになっているんだね! 実用的なデザイン〜

フミテシが週末が楽しくなるプラモを独断と偏見でご紹介する「花金プラモ」のお時間がやってまいりました。今週は「花金プラモ」コーナー初のキャラクターモデル!!! 「BANDAI SPIRITS HG 境界戦機 メイレスビャクチ」。先日スタートしました完全新作ロボットアニメ「境界戦機」の外伝「境界戦機 フロストフラワー」の主人公機体です。本編主人公よりも外伝主人公のプラモが境界戦機シリーズの第1弾として投入されるというなかなかに珍しいケースでプラモシリーズも開幕っす!!

アニメが始まる前から、やたらとプラモ展開の気合が伝わってくるプロモーションで、ビャクチのような「アメイン」と呼ばれるメカの他に、「特大大型装甲特殊運搬車」(←超楽しみ)や謎の飛行機「V-33 ストークキャリー」(←まじ楽しみ)といった周辺メカまで出していくぞ! とすでに告知されています。

▲HGは1/72スケール(設定高は10.9m。まぁまぁでかい)。飛行機模型のコレクションサイズや、戦車模型が膨大にラインナップされているゾーンであります。現用兵器のパーツとか持ってきて改造したり、兵隊さん置いたりしたらさらに楽しくなるね

ガンプラのデザインでもコラボレーションした世界的な工業デザインを手がける「KEN OKUYAMA DESIGN」が、メカニックデザインスーパーバイザーとして『境界線機』に参加しています。主人公メカは同事務所の小柳祐也氏が担当しており、関節構造や面構成などがユニークなメカとなっています。武器の取り回しなども上の写真であるように、メカがより安定して合理的にブンドドできる要素がデザインとして盛り込まれています。

▲ビシバシ可動させていると、各部の干渉などもほとんどないですし、武器や他のパーツもポロポロ落ちません。BANDAI SPIRITSのパーツ精度だけでなく、デザイン面による効果が大きいと思われます
▲本キットは「小さなパーツ」というものがほとんどなく、塊状のパーツをバンバン組み合わせていきます。白の成型色が透けがなく、ゴージャス
▲目に当たるセンサーはクリアーパーツ。きらりとしたアクセントになります
▲細部のカラーを表現するシールのほかに、ナンバリングも入ります。俺ビャクチができますね!
▲説明書の各部のスタートに、可動箇所が必ず明記されます。「どのパーツもめっちゃ動くんだね〜」

初めて出会うデザインのロボットのプラモだけに、ぱっと見どのパーツがなんなのかイメージがつきません。でも、それが新デザインと出会う楽しさですよね! いつも楽しんでいるロボットプラモのゾーンに新しい仲間がやってきた! 今日からよろしくね!という感じでパーツや説明書を見ている時間もプラモの楽しみです。俺がこのプラモで一番興奮したのは胴体です。

▲この2パーツが胴体を構成する基礎になります
▲ガンプラでもよく見たことがあるような、肩が前方後方に引き出して可動できる肩関節がセットされます。でも関節からなんか細い棒が出ています。これなんの意味があるんだろうと思って組んでいました
▲胴体フレームができた! 実はこの段階でこっちが腰と連結する部分だと知りませんでした。中央の穴に頭部が入るのかな〜って。いつもと違う形を組むのは楽しいです
▲本キットのパーツの中でも一番異彩を放っているこの枠。これが胴体の外装になります
▲こんな風に両サイドから肩関節を通して着せます。この後にあの長い棒がなんなのか判明します
▲これは肩関節をよく魅せるためのシリンダーギミックだったのです! 肩関節を後方に倒すと連動して後ろに伸びます
▲前方に動かすと、グッと胴体内部にシリンダーが収縮。俺は今ビャクチを動かしてるんだ!ってのが俺たちにもわかりやすいデザインで伝わってきます。ロボットプラモを楽しんでいる俺たちを置いてけぼりにせずに楽しませてくれるデザイン要素が胴体に詰まっています
▲めっちゃかっこいいよね。肩関節上部の小さいグレーのパネルも上にはねあがるので、肩を上方に動かしても干渉しません

ビャクチは色数はもともと少ないですが、頭部は黄色などのアクセントカラーが配置されています。そのような色を成型色によるパーツ分割で表現するのはBANDAI SPIRITSは大得意ですね。特に昨今は見えない内部を活かしてパーツが露出しない部分をフレームのような形状のパーツにしたりして、わざと大きいパーツにしパーツの取り回しやすさと組みやすさを向上させています。

▲頭部の中はアイディアでぎっしり。頭脳派です
▲アゴの黄色やツノ、後頭部の黄色いパーツ。これらが、頭部内部のグレーのフレームを介すことでしっかりと固定されます
▲ビャクチの特徴的シルエットである鳥足もしっかりと決まるようにストッパーが用意されています
▲この赤丸で囲った部分です。これにより、足が伸びすぎず止まるので、設定のようなシルエットを崩すことがありません。ここをカットして遊んでいる人も多いようですね。俺は鳥足が好きなので、このままが好きです
▲ヒザを中心に上部(太モモに相当)、下部(ふくらはぎ〜足首に相当)で独立して動くのでガシンとしゃがむことができます。まるで戦車がサスペンションで車体を低くしている様です
▲これなら建物や森の中などで隠れることができそうですね!!

関節ならコレ! みたいな各ユニットを組んでいく感覚が少なく、常に新鮮な組み立て体験を提供してくれます。パーツもほとんどが大きいので取り回しやすく、1時間で組み上がりました。BANDAI SPIRITSのプラモと相性の良いカクカクした面構成でエッジのシャープさも抜群。組み上がった時の存在感はかなり満足するものがあり、他のメカも買ってみようと思っています。本編主人公機「ケンブ」も2021年10月9日発売! また楽しみなプラモシリーズがスタートしたので、追っかけていこうと思います。アニメ見ながら楽しく作りましょう〜〜〜。それでは。

▲このどでかい白いパーツがヒジに相当するように、いつもとは異なる形状のパーツで人型メカを楽しむことができます
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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。