これから飛行機のプラモを作ってみたいという人に向けて、いっしょにイチから楽しんでいく連載「初めて作るヒコーキモケイ」。今回は、飛行機模型の中でも、組み立てる前に塗っておくと良い2大巨頭をご紹介します!!
飛行機模型は、一番最初にコクピットや機体の内部を塗っていくのがオススメ。なぜなら、組んでからだと筆が入らないところ、塗りにくいところが出てくるからです。小さめの飛行機模型なら組んだあとから筆を突っ込んでも良いですが、まずはスタンダードな方法で攻略してみましょう!
コクピットの大きなパーツは切り離してから塗装してもOKですが、細かいパーツはランナーに付いた状態で塗装した方が圧倒的に塗りやすいです。
機体内部は左右胴体パーツを貼り合わせてしまうと塗りにくくなってしまうので、塗装してから貼り合わせるようにします。それぞれじっくり見ていきましょう!
コクピットパーツは、完成後にちらりと見えるだけ。だから筆塗りの感覚を掴むのにも良いパーツです。まずは大胆に色を塗ってみて、筆塗りでパーツの色が変わる瞬間を楽しんでください!
▲コクピットの床板のパーツは大きいので、最初の一手にちょうど良い。完成後も目立たないパーツだから、平筆で一気に塗ってみて!
奥まった場所などは塗料が入りにくいので、最初にピンポイントで狙います。そうすることで、厚塗りしてしまうことを防ぐことができます。これをやるだけで、本当に筆塗りがキレイに見えるようになります。
説明書の塗装指示を見て、ダークイエローで塗装ができるコクピットのパーツをチェック。同時に塗っておきましょう! 同じ色のパーツをチェックして塗っていくことで効率良く塗装が進みます。
次は塗装中でぜひともやって欲しい、小まめな筆洗いを紹介します。塗る色をチェンジする時にも筆を洗うのは必須なので、覚えてください。
色を変えるとき、塗装中に筆の塗料が乾いてきて塗りにくくなった時には筆を洗ってください。小まめな筆洗いは、キレイに塗るためにはとっても大事なことです。
コクピットは細部にもっと色指定があります。まずは今回のように、指定されているメインの2色だけ塗装して組んでください。上の写真のように、充分見映えのするものに仕上がりますよ。
次回は、タミヤの飛燕ならではのパーツの塗装をご紹介します!! お楽しみに~。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)