最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

指先から脳細胞に直接作用/タミヤのGSX-RRで最新バイクプラモを堪能すべし!

 バイクのプラモ、とくに最新のレーサーマシンって組んだことあります?なかったらいますぐ貼ったほうがいいです。なぜなら凄いメカの構造がそのまま凄いプラモになっているから。フレームとカウルの間にギッチギチに詰まったエンジンと空気の通り道、そしてむき出しのタイヤ……。カーモデルや飛行機模型だと「フタするから中身は見えないでしょ」というところもたくさんありますが、バイクはそもそもフタをされているところがまったくないんですよね。

 そりゃ昔からバイクというのはプラモの格好のモチーフだったわけですが、ここ10年くらいのタミヤのレーサーバイクモデルはちょっと異質です。複雑に絡み合う機械が文字通り空中で握手をするように絡み合い、最初はフワフワと頼りなかったパーツたちが各所をビス止めしていくことでバッキバキに「硬い構造」に変化していくさまは、文字通り「実車と同じ構成をトレースする」というバイクモデルならではの楽しみに満ちています。

▲タミヤのバイクプラモは黒とシルバーとカウルの色がだいたい分かれているのがいい。

 「でもバイクっていっぱい塗り分けたりツルツルのカウルを仕上げたりしなきゃいけないんでしょ?」と思う人もいるかも知れません。もちろん完成見本の写真と同じように仕上げようとしたらそうした工程も必要になってきますが、とにかく形になっていくのを楽しんでも全然OK。ステップアップしたければキットのなかにはちゃんと専用のマスキングシートや塗り分け手順を書いた説明書も入っていますから、それを信じてチャレンジしてもいいんです。

▲うねる排気管も流し込み接着剤を使ってバシーっと角度が決まり、悩むところいっさいなし!
▲エンジンと排気管が寸分の狂いもなくビターっとくっつき、フレームやスイングアームとダンスを踊る!

 形ができあがっていくと同時に構造がわかり、さらに「プラモのためのパーツ」ではなく実車に限りなく近い構成のユニットがしっかりと固定され、だんだんと実感のあるマシンに仕上がっていく。これは指先からバイクの構造を知り、脳にその情報が流れ込み、実車の解説を読んでもちんぷんかんぷんだったところが「オレはその意味を知っているぞ!」というモードに変わっていく快感。塗装はちょっと……というアナタでも、いちどパーツを貼りましょう。「うわ、バイク模型ってこんなにすごいんだ!」という衝撃だけは味わえます。そうだな……刺し身でも完全に美味い、ということです。

 ということで私からぱた、このアイテムのすごいところを全力で分析し、さらにン十年言われ続けている「タミヤの模型は凄い!」という神話もじつはすごくアップデートされてるんですよ、という話を月刊モデルグラフィックス最新号で紹介しています。高橋浩二氏によるバリッと仕上げた作例と合わせ、実車の写真もふんだんに掲載。この記事で「本当に〜?」と思ったあなたも、きっと組んでみたくなるはずです。パーツを切って、貼るだけでこんなに楽しいのか!と驚くこと間違いなし。タミヤのバイクモデルは、やっぱり凄いんです。

大日本絵画
¥439 (2026/08/31 01:09時点 | Amazon調べ)
からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

関連記事